二面幅が違うのは 4 サイズ
| ねじ | JIS本体 | 旧JIS | 旧JIS − 本体 |
|---|---|---|---|
| M10 | 16 | 17 | +1 |
| M12 | 18 | 19 | +1 |
| M14 | 21 | 22 | +1 |
| M22 | 34 | 32 | −2 |
単位 mm。六角ボルトの頭と六角ナットは同じ二面幅です。
M3〜M36 のほかの 12 サイズは、本体と旧JIS で二面幅が同じです。M10・M12・M14 は旧JIS のほうが大きく、M22 だけは旧JIS のほうが小さくなります。
二面幅のほかに、高さも少し違います。M12 なら、ボルトの頭部の高さが本体 7.5 mm・旧JIS 8 mm、ナットの高さが本体(スタイル1 の最大)10.8 mm・旧JIS 1種 10 mm です。
JIS B 1180:2014(六角ボルト) 表3・表4、附属書JA 表JA.8 六角ボルト・上 準拠
JIS B 1181:2014(六角ナット) 表3・表4 六角ナット・スタイル1、附属書JA 表JA.9 六角ナット・上 準拠
本体と旧JIS の関係
JIS B 1180・B 1181 の本体は ISO と同じ寸法で、附属書JA は ISO によらない寸法です。旧JIS(附属書JA)は、規格の中で「将来廃止するので、新規設計の機器、部位などには使用しないのがよい」とされています。
そのため、新しく設計するものは本体の寸法が基本です。一方で、既存の設備や手持ちの部品には旧JIS の寸法のボルト・ナットが使われていることがあり、本体の寸法で用意したスパナが合わない原因になります。
スパナが合わないときは
- M10・M12・M14 は旧JIS のほうが大きいので、本体のスパナ(16・18・21 mm)は旧JIS のボルト・ナットに入りません。逆に旧JIS のスパナを本体のものに使うとすき間ができ、角をつぶすおそれがあります。
- M22 は逆で、旧JIS の 32 mm が入らなければ、本体(34 mm)の可能性があります。
- 頭が旧JIS、ナットが本体という組み合わせもあり得るので、これらのサイズでは両方のスパナを用意しておくと確実です。
見分け方
ノギスで二面幅を測ると、この 4 サイズは二面幅だけで本体か旧JIS かがわかります。M3〜M36 の範囲では、16・18・21・34 mm は本体、17・19・22・32 mm は旧JIS の二面幅で、ほかのサイズと重なりません。
スパナのサイズからボルトを探すには、二面幅・座ぐりのツールの「工具のサイズからボルトを探す」を使えます。ねじの太さがわからないときは、ねじの判別で外径とピッチから確かめられます。
フランジのボルトでは
JIS フランジ(JIS B 2220)では、次のサイズがこれに当たります。
- M10(本体 16・旧JIS 17 mm): 5K 10A〜25A
- M12(本体 18・旧JIS 19 mm): 5K 32A〜65A、10K・16K・20K 10A〜20A
- M22(本体 34・旧JIS 32 mm): 10K 250A〜300A、16K・20K 125A〜200A
フランジ&ボルト長さのツールは、選んだナット(JIS本体・旧JIS 1種)の二面幅と、もう一方の二面幅を並べて表示します。 例: JIS 10K 250A(M22)を旧JIS のナットで計算する
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表14・表15・表17・表18 のボルトの呼び