旧記号と今の記号
- PT → R(管用テーパおねじ)・Rc(管用テーパめねじ)… JIS B 0203
- PS → Rp(管用平行めねじ)… JIS B 0203
- PF → G(管用平行ねじ)… JIS B 0202
Rp は平行ねじですが、テーパおねじ R と組み合わせるめねじとして JIS B 0203 に入っています。呼びの数字(1/2 など)は鋼管の B 呼称と同じで、R1/2 は 15A の管に切るねじです。
テーパねじと平行ねじ
R・Rc はテーパ 1/16 のねじで、軸方向に 16 進むと直径が 1 変わります。R1/2 では、管端から基準径の位置までの 8.16 mm で直径が 0.51 mm 変わります。Rp・G は平行ねじで、直径は変わりません。
山数と基準径は R・Rc・Rp・G で共通なので、1か所の径と山数だけでは R と G を区別できません。離れた2か所で外径を測ってテーパがあるかを確かめる方法は、ねじの判別で使えます。
組み合わせに注意
R と組み合わせるめねじとして JIS B 0203 に定められているのは Rc と Rp で、G ではありません。R・Rc・Rp はねじ部で気密を取るため、シールテープや液状シール剤を併用します。
G は G どうしで組み合わせ、気密はねじ部ではなくパッキン・Oリングで取ります(JIS B 0202)。旧記号の PS(Rp)と PF(G)はどちらも平行ねじですが、規格も気密の取り方も違うので、図面や部品の記号を確かめてください。Oリングで気密を取るときは「Oリングのつぶし率」も参考になります。
山数とピッチ(1/8〜2)
山数は 25.4 mm(1インチ)あたりの山の数で、ピッチ P = 25.4 ÷ 山数 です。R・Rc・Rp・G で共通です。
| 呼び | 山数 | ピッチ P | 管 |
|---|---|---|---|
| 1/8 | 28 | 0.9071 | 6A |
| 1/4 | 19 | 1.3368 | 8A |
| 3/8 | 19 | 1.3368 | 10A |
| 1/2 | 14 | 1.8143 | 15A |
| 3/4 | 14 | 1.8143 | 20A |
| 1 | 11 | 2.3091 | 25A |
| 1 1/4 | 11 | 2.3091 | 32A |
| 1 1/2 | 11 | 2.3091 | 40A |
| 2 | 11 | 2.3091 | 50A |
ピッチは mm。山数は 25.4 mm あたり。管は対応する鋼管の呼び径(A呼称。管の寸法は「SGP と Sch40 の見分け方」)。
JIS B 0203:1999(管用テーパねじ) 付表1 基準山形,基準寸法及び寸法許容差 準拠
JIS B 0202:1999(管用平行ねじ) 付表1 基準山形及び基準寸法 準拠
G の下穴径は計算値
JIS B 0202・B 0203 には下穴径の規定がありません。このサイトの G の下穴径は、めねじ内径の許容範囲の中央に近い 0.1 mm 刻みの径を計算した値です。
G1/2: 内径 18.631〜19.172 mm → 中央 18.90 → 下穴 φ18.9
ほかのサイズは管用ねじのツールで確かめられます。タップメーカーの推奨値があれば、そちらを優先してください。Rc・Rp の下穴径もメーカーの推奨値を確認してください(Rc については、テーパリーマで仕上げるときの目安として、ツールに有効ねじ部の奥端の内径を出しています)。
JIS B 0202:1999(管用平行ねじ) 付表2 寸法許容差 のめねじ内径 D1 の公差から計算