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サクッとJIS機械設計・配管計算ツール

設計・換算

熱間圧延軟鋼板及び鋼帯の化学成分と機械的性質(JIS G 3131)

SPHC・SPHD・SPHE・SPHF の4種類について、適用厚さ・化学成分・引張強さと、厚さの区分ごとの伸びを JIS G 3131 の表のとおりに並べました。標準厚さ・標準幅と質量の計算は、JIS G 3193 によります。

ページの更新日

  • JIS G 3131:2018

計算ツール

材料記号(化学成分・機械的性質)

記号を選ぶか「s45c」のように入れると、その記号の化学成分・機械的性質と注を1画面にまとめます。同じ分類の前後の記号とも表で比べられます。

記号を選んで成分と性質を見る
01

種類の記号と適用厚さ(表1)

用途は、表1 の参考の欄に書かれた言葉です。規定ではありません。

下線の付いた記号を押すと、その記号の成分・性質と注を1画面にまとめたツールが開きます。

熱間圧延軟鋼板の種類の記号と適用厚さ・用途
記号適用厚さmm用途(参考)
SPHC1.2 以上 14 以下一般用
SPHD1.2 以上 14 以下加工用
SPHE1.2 以上 8 以下加工用
SPHF1.4 以上 8 以下加工用

JIS G 3131:2018(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯) 表1(種類の記号及び適用厚さ) 準拠

02

化学成分(表2)

単位は %(溶鋼分析値)です。欄の文字は規格票の表のとおりです。

熱間圧延軟鋼板の化学成分
記号CMnPS
SPHC0.12 以下0.60 以下0.045 以下0.035 以下
SPHD0.10 以下0.45 以下0.035 以下0.035 以下
SPHE0.08 以下0.40 以下0.030 以下0.030 以下
SPHF0.08 以下0.35 以下0.025 以下0.025 以下

表2 の中の文 必要に応じて,この表以外の合金元素を添加してもよい。

JIS G 3131:2018(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯) 表2(化学成分) 準拠

03

引張強さと伸び(表3)

伸びは、厚さ(mm)の区分ごとに決まっています。引張試験片は 5 号試験片で、向きは圧延方向です(表3 の引張試験片の欄)。

SPHF の適用厚さは 1.4 mm からなので、伸びの最初の区分(1.2 以上 1.6 未満)は、SPHF では 1.4 以上 1.6 未満の板に当たります。

引張強さ・降伏点(耐力)は規格の試験で確かめる値で、「以上」の値は下限です。部品がその力まで耐えるという意味ではなく、設計では使う場面ごとの基準で決めた許容応力を使います。

熱間圧延軟鋼板の引張強さ
項目SPHCSPHDSPHESPHF
引張強さ(N/mm²)270 以上270 以上270 以上270 以上
協定の上限値(注 a))SPHC:440 N/mm²SPHD:420 N/mm²SPHE:400 N/mm²SPHF:380 N/mm²

伸び(%)

熱間圧延軟鋼板の厚さの区分ごとの伸び(%)
厚さ(mm)SPHCSPHDSPHESPHF
1.2 以上 1.6 未満27 以上30 以上32 以上37 以上
1.6 以上 2.0 未満29 以上32 以上34 以上38 以上
2.0 以上 2.5 未満29 以上33 以上35 以上39 以上
2.5 以上 3.2 未満29 以上35 以上37 以上39 以上
3.2 以上 4.0 未満31 以上37 以上39 以上40 以上
4.0 以上31 以上39 以上41 以上42 以上
  • 表3 注 a) 受渡当事者間の協定によって,引張強さの上限値として次の値を適用してもよい。SPHC:440 N/mm²,SPHD:420 N/mm²,SPHE:400 N/mm²,SPHF:380 N/mm²
  • 表3 注記 1 N/mm² = 1 MPa

注 a) の上限値は、受渡当事者間で協定したときに使ってよい値です。規定の引張強さは下限(270 以上)だけです。

表3 の値は出荷検査の値に適用します(5.1 b))。鋼帯の、圧延したときの先端部と尾端部には適用しません(5.1 c))。

JIS G 3131:2018(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯) 表3(引張強さ及び伸び)・5.1 準拠

04

曲げ性(表5)

曲げ性は SPHC だけに適用します(5.2 a))。曲げた試験片の外側に、き裂が生じてはなりません(5.2 b))。

表5 曲げ方法及び内側半径
記号厚さ曲げ方法内側半径
SPHC3.2 mm 未満密着曲げ—
SPHC3.2 mm 以上180° 曲げ厚さの 0.5 倍

JIS G 3131:2018(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯) 表5(曲げ方法及び内側半径)・5.2 準拠

05

一覧の見方と注意

一般用と加工用の、熱間圧延の軟鋼板と鋼帯の規格です。形状・寸法・質量は JIS G 3193 によります。厚さの許容差は、この規格の表4 で決めています(箇条6)。

記号の文字の読み方は、規格に書かれていません。表から言えるのは値だけで、たとえば SPHC の炭素 C は 表2 で 0.12 以下(%)です。

値は 2018年版の規格票と照合したものです。現行は 2024年版とみられます(規格の書誌は未確認)。その改正原案とは、この一覧に載せている値が全欄同じでした。原案では、曲げの表の番号が表5 から表4 に変わります。2024年版の規格票とは照合していません。

06

関連する計算・一覧

この一覧の確かめ方

表の欄と注の文は、規格票の表を2回、別々に読み取って突き合わせ、そのままの文字で載せています。

照合に使った資料は、編集方針に書いています。