配管
塩ビ管(VP・VU)の寸法表
JIS K 6741(硬質ポリ塩化ビニル管)表3 の VP(呼び径 13〜300)と VU(呼び径 40〜600)について、外径・厚さ・概略内径・1mあたりの質量をまとめた表です。
設計圧力は、流体が水のとき VP が 0〜1.0 MPa、VU が 0〜0.6 MPa です(JIS K 6741 の箇条4)。
- JIS K 6741:2016
VP 寸法表(呼び径 13〜300)
単位: mm(質量は kg/m)。呼び径 40〜300 の外径は VU と同じです。
厚さは「最小〜最小+許容差」の範囲で、下の小さい字が規格の書き方です。
| 呼び径 | 外径 | 厚さ | 内径(参考) | 質量 kg/m(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 13 | 18.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.2 | 2.2〜2.8最小 2.2 +0.6 | 13 | 0.174 |
| 16 | 22.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.2 | 2.7〜3.3最小 2.7 +0.6 | 16 | 0.256 |
| 20 | 26.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.2 | 2.7〜3.3最小 2.7 +0.6 | 20 | 0.310 |
| 25 | 32.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.2 | 3.1〜3.9最小 3.1 +0.8 | 25 | 0.448 |
| 30 | 38.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.3 | 3.1〜3.9最小 3.1 +0.8 | 31 | 0.542 |
| 40 | 48.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.3 | 3.6〜4.4最小 3.6 +0.8 | 40 | 0.791 |
| 50 | 60.0平均 ±0.2最大・最小 ±0.4 | 4.1〜4.9最小 4.1 +0.8 | 51 | 1.122 |
| 65 | 76.0平均 ±0.3最大・最小 ±0.5 | 4.1〜4.9最小 4.1 +0.8 | 67 | 1.445 |
| 75 | 89.0平均 ±0.3最大・最小 ±0.5 | 5.5〜6.3最小 5.5 +0.8 | 77 | 2.202 |
| 100 | 114.0平均 ±0.4最大・最小 ±0.6 | 6.6〜7.6最小 6.6 +1.0 | 100 | 3.409 |
| 125 | 140.0平均 ±0.5最大・最小 ±0.8 | 7.0〜8.0最小 7.0 +1.0 | 125 | 4.464 |
| 150 | 165.0平均 ±0.5最大・最小 ±1.0 | 8.9〜10.3最小 8.9 +1.4 | 146 | 6.701 |
| 200 | 216.0平均 ±0.7最大・最小 ±1.3 | 10.3〜11.7最小 10.3 +1.4 | 194 | 10.129 |
| 250 | 267.0平均 ±0.9最大・最小 ±1.6 | 12.7〜14.5最小 12.7 +1.8 | 240 | 15.481 |
| 300 | 318.0平均 ±1.0最大・最小 ±1.9 | 15.1〜17.3最小 15.1 +2.2 | 286 | 21.962 |
JIS K 6741:2016(硬質ポリ塩化ビニル管) 表3 VP,HIVP,VM及びVUの管の外径及び厚さ並びにその許容差 の VP の欄
VU 寸法表(呼び径 40〜600)
単位: mm(質量は kg/m)。呼び径 13〜30 の VU は、表3 に寸法がありません。
厚さは「最小〜最小+許容差」の範囲で、下の小さい字が規格の書き方です。
| 呼び径 | 外径 | 厚さ | 内径(参考) | 質量 kg/m(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 40 | 48.0平均 ±0.2 | 1.8〜2.2最小 1.8 +0.4 | 44 | 0.413 |
| 50 | 60.0平均 ±0.2 | 1.8〜2.2最小 1.8 +0.4 | 56 | 0.521 |
| 65 | 76.0平均 ±0.3 | 2.2〜2.8最小 2.2 +0.6 | 71 | 0.825 |
| 75 | 89.0平均 ±0.3 | 2.7〜3.3最小 2.7 +0.6 | 83 | 1.159 |
| 100 | 114.0平均 ±0.4 | 3.1〜3.9最小 3.1 +0.8 | 107 | 1.737 |
| 125 | 140.0平均 ±0.5 | 4.1〜4.9最小 4.1 +0.8 | 131 | 2.739 |
| 150 | 165.0平均 ±0.5 | 5.1〜5.9最小 5.1 +0.8 | 154 | 3.941 |
| 200 | 216.0平均 ±0.7 | 6.5〜7.5最小 6.5 +1.0 | 202 | 6.572 |
| 250 | 267.0平均 ±0.9 | 7.8〜9.0最小 7.8 +1.2 | 250 | 9.758 |
| 300 | 318.0平均 ±1.0 | 9.2〜10.6最小 9.2 +1.4 | 298 | 13.701 |
| 350 | 370.0平均 ±1.2 | 10.5〜11.9最小 10.5 +1.4 | 348 | 18.051 |
| 400 | 420.0平均 ±1.3 | 11.8〜13.4最小 11.8 +1.6 | 395 | 23.059 |
| 450 | 470.0平均 ±1.5 | 13.2〜15.0最小 13.2 +1.8 | 442 | 28.875 |
| 500 | 520.0平均 ±1.6 | 14.6〜16.6最小 14.6 +2.0 | 489 | 35.346 |
| 600 | 630.0平均 ±3.2 | 17.8〜20.6最小 17.8 +2.8 | 592 | 52.679 |
JIS K 6741:2016(硬質ポリ塩化ビニル管) 表3 VP,HIVP,VM及びVUの管の外径及び厚さ並びにその許容差 の VU の欄
表の見方と注意
- 規格は厚さを「最小 4.1、許容差 +0.8」の形で決めている(VP 50 の例。下側の許容差は 0)。メーカーの図面には、範囲の中心の値(VP 50 で 4.5)を書いたものがあります。
- 平均外径の許容差は、周長を 3.142 で割った値か、等間隔の2か所で測った外径の平均で見ます(注b)。1つの断面で測った外径の最大・最小は、最大・最小外径の許容差と比べる(注a)。この列は VP だけで、VP 50 なら ±0.4 です。
- 内径と質量は表3 の「参考」の値です。HIVP(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管)は外径・厚さが VP と同じ欄で、質量は載せていません。
- 表の値は、規格票の写しを2回読み取って照合した(2026年10月)。呼び径 40 以上は、積水化学工業の承認図集とも一致。VP 13〜30 は、見比べられる公開資料がまだ見つかっていません。
計算ロジック
内径(参考)と質量(参考)は、表3 の値をそのまま出しています。質量は注c のとおり、厚さを許容差の中心 tc、密度を 1.43 g/cm³ として計算した値。概略内径も、同じ tc で計算した d を mm の整数に丸めると、全30行で表と一致します。VP 50 の例:
tc = tmin + 許容差 ÷ 2 = 4.1 + 0.8 ÷ 2 = 4.5 mm
d = D − 2 × tc = 60.0 − 2 × 4.5 = 51.0 → 表の概略内径 51 mm
W = π × (D − tc) × tc × 1.43 ÷ 1000 = π × (60.0 − 4.5) × 4.5 × 1.43 ÷ 1000 = 1.122 kg/m(表 1.122)
円周率をそのまま使うと質量の末尾が表と合わない行があるので、画面には表の値を出しています。
- D
- 外径の基準寸法 [mm]
- tmin
- 厚さの最小 [mm]
- tc
- 厚さの許容差の中心 [mm]
- d
- 内径(概略) [mm]
- W
- 1mあたりの質量 [kg/m]
図で見る(外径 D・厚さ t・内径 d)
関連する寸法表
銅管(JIS H 3300)
鋼管の寸法表
解説・よくある質問
VP と VU はどう見分ける?
呼び径 40〜300 では外径が同じなので、厚さで見分けます。VP 50 の厚さは 4.1〜4.9 mm、VU 50 は 1.8〜2.2 mm。この範囲のどの呼び径でも、VP の厚さの最小は VU の厚さの上限より厚い。
管の外側には、規格番号・種類か記号(VP・VU など)・呼び径・製造年月・製造業者名を表示することになっています(JIS K 6741 の 11.2)。
塩ビ管の呼び径 25 と鋼管の 25A は同じ太さ?
違います。外径は VP 25 が 32.0 mm、鋼管(SGP など)の 25A が 34.0 mm。塩ビ管の呼び径には A を付けません。
逆に、呼び径 40〜300 は外径が SGP とほとんど変わりません。同じ数字の A の SGP との差は 0.1〜0.6 mm(75 は 80A と比べた値)。50 なら 60.0 mm と 60.5 mm です。外径を測っただけでは決められないので、管の材質を見てから、それぞれの表で確かめてください。
水道用の塩ビ管にもこの表を使える?
このページの表の対象外です。JIS K 6741 の適用範囲で、水道用の硬質ポリ塩化ビニル管は JIS K 6742 によるとされています。JIS K 6742 の寸法は、このサイトでは照合していません。