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機械構造用炭素鋼鋼材の化学成分(JIS G 4051)

S10C〜S58C・S09CK〜S20CK・S60C〜S75C の27種類の化学成分を、JIS G 4051 の表のとおりに並べました。この規格に、引張強さや硬さなど機械的性質の規定はありません。

ページの更新日

  • JIS G 4051:2016

計算ツール

材料記号(化学成分・機械的性質)

記号を選ぶか「s45c」のように入れると、その記号の化学成分・機械的性質と注を1画面にまとめます。同じ分類の前後の記号とも表で比べられる。

記号を選んで成分と性質を見る
01

化学成分(表2)

単位は %(溶鋼分析値)です。欄の文字は規格票の表のとおりで、「—」は規定が無いという意味です(0 % ではありません)。

下線の付いた記号を押すと、その記号の成分・性質と注を1画面にまとめたツールが開きます。

炭素鋼(S10C〜S58C・20種類)

表2 炭素鋼の化学成分
記号CSiMnPSNiCr a)CuNi+Cr b)
S10C0.08~0.130.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S12C0.10~0.150.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S15C0.13~0.180.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S17C0.15~0.200.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S20C0.18~0.230.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S22C0.20~0.250.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S25C0.22~0.280.15~0.350.30~0.600.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S28C0.25~0.310.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S30C0.27~0.330.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S33C0.30~0.360.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S35C0.32~0.380.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S38C0.35~0.410.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S40C0.37~0.430.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S43C0.40~0.460.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S45C0.42~0.480.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S48C0.45~0.510.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S50C0.47~0.530.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S53C0.50~0.560.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S55C0.52~0.580.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S58C0.55~0.610.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下

はだ焼用鋼(S09CK・S15CK・S20CK・3種類)

表2 はだ焼用鋼の化学成分
記号CSiMnPSNiCr a)CuNi+Cr b)
S09CK0.07~0.120.10~0.350.30~0.600.025 以下0.025 以下0.20 以下0.20 以下0.25 以下0.30 以下
S15CK0.13~0.180.15~0.350.30~0.600.025 以下0.025 以下0.20 以下0.20 以下0.25 以下0.30 以下
S20CK0.18~0.230.15~0.350.30~0.600.025 以下0.025 以下0.20 以下0.20 以下0.25 以下0.30 以下
  • 表2 注 a) 受渡当事者間の協定によって 0.30 %以下としてもよい。
  • 表2 注 b) 受渡当事者間の協定によって Ni+Cr の上限を,S09CK,S15CK 及び S20CK は,0.40 %以下,その他の種類は,0.45 %以下としてもよい。

注 a)・b) の協定の限度は、2023年版からの書き方(「以下」)で出しています。照合した 2016年版の写しでは「未満」でした。

表2 の下の文 この表に規定されていない元素は,溶鋼を仕上げる目的以外に意図的に添加してはならない。

JIS G 4051:2016(機械構造用炭素鋼鋼材) 表2(化学成分) 準拠

02

鋼板・鋼帯だけに適用する種類(表JB.1)

S60C〜S75C は、表1 の注 a) に「鋼板及び鋼帯だけに適用可能。」とある種類で、化学成分は附属書JB の表JB.1に載っています。

単位は %(溶鋼分析値)です。欄の文字は規格票の表のとおりで、「—」は規定が無いという意味です(0 % ではありません)。

下線の付いた記号を押すと、その記号の成分・性質と注を1画面にまとめたツールが開きます。

表JB.1 炭素鋼の化学成分
記号CSiMnPSNiCr a)CuNi+Cr b)
S60C0.55~0.650.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S65C0.60~0.700.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S70C0.65~0.750.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
S75C0.70~0.800.15~0.350.60~0.900.030 以下0.035 以下0.20 以下0.20 以下0.30 以下0.35 以下
  • 表JB.1 注 a) 受渡当事者間の協定によって 0.30 %以下としてもよい。
  • 表JB.1 注 b) 受渡当事者間の協定によって Ni+Cr の上限を,0.45 %以下としてもよい。

表JB.1 の下の文 この表の,種類の記号及び化学成分は,熱間圧延鋼板及び鋼帯並びに冷間圧延鋼板及び鋼帯に適用する。この表に規定されていない元素は,溶鋼を仕上げる目的以外に意図的に添加してはならない。受渡当事者間の協定によって,鋼材の製品分析を行う場合,箇条 7 によって試験を行い,この表に対する許容変動値は,JIS G 0321 の表 3[炭素鋼鋼材の製品分析の許容変動値(2)]による。

JIS G 4051:2016(機械構造用炭素鋼鋼材) 附属書JB 表JB.1(鋼板及び鋼帯だけに適用する種類の記号及び化学成分) 準拠

03

機械的性質

この規格に機械的性質の規定はありません。S45C などの引張強さ・降伏点・硬さは、JIS G 4051 には載っていません。

JIS G 4051 の鋼材は、熱間圧延のまま、または熱間鍛造のままで渡すものです。注文者の指定で熱処理をしたときは、機械的性質の値を受渡当事者間で協定することがある、と箇条4 c) の注2) に書かれています。附属書の ISO との対比表にも、熱処理を行わない鋼材の規格なので機械的性質の値は規定していない、とあります。

このサイトでは、熱処理をした後の値もメーカーの参考値も載せていません。

JIS G 4051:2016(機械構造用炭素鋼鋼材) 4 c) 注2)・附属書(参考)の対比表 準拠

04

一覧の見方と注意

熱間圧延・熱間鍛造・熱間押出で作る機械構造用の炭素鋼の鋼材の規格です。同じ断面形状の鋼材が対象で、ふつうはさらに鍛造・切削などの加工と熱処理をして使う、と書かれています。鋼管には適用しません。

記号の数字の読み方は、規格に書かれていません。表から言えるのは値だけで、たとえば S45C の炭素 C は 表2 で 0.42~0.48(%)です。

値は 2016年版の規格票の写しと照合したものです。現行の 2026年版とは、2023年版・2026年版の改正原案と化学成分が全欄同じでした。

表の欄と注の文は、規格票の写しの表を2回、別々に読み取って突き合わせ、そのままの文字で載せています(注 a)・b) の「以下」を除く)。

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