サクッとJIS機械設計・配管計算ツール

設計・換算

丸鋼・異形棒鋼(鉄筋)の寸法・重量

異形鉄筋(異形棒鋼)と丸鋼の重量を、JIS の表の単位質量で出します。呼び名(D10・D13 など)か径を選び、1本の長さと本数を入れると、1本の質量と総質量。異形棒鋼は公称直径・公称周長・公称断面積と節の許容限度、丸鋼は断面積も出します。寸法表は別のページにまとめました。

  • JIS G 3112:2020
  • JIS G 3191:2012
01

条件

種類

異形棒鋼は JIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)の表4

D4〜D51 の16種類(表4)

mm
本

標準長さは 3.5〜12.0 m の13種類(JIS G 3112 表6)。

02

結果

総質量(異形棒鋼 D13)

6kg

1本 5.97 kg(0.995 kg/m × 6 m)

JIS G 3112 には1本の質量・総質量の丸め方の決まりが無く、JIS G 3191 の表5 の桁を当てはめた値です。1本は有効数字3桁(1 000 kg を超えれば kg の整数)、総質量は kg の整数に丸めています。

節リブd 12.7
異形棒鋼の模式図。側面の節(ふし)とリブ、断面の公称直径 d(mm)の位置です。模式図です。形と比率は実物どおりではありません。
公称直径 d
12.7mm
公称周長 l
39.9mm
公称断面積 S
126.7mm²
単位質量 w
0.995kg/m

節の許容限度

節の平均間隔の最大値
8.9mm
節の高さ(最小〜最大)
0.5〜1.0mm
節の隙間の合計の最大値
10.0mm
節と軸線との角度
45° 以上

節の高さの最小値は公称直径の 4.0 %(表5 の「D13 以下」)で、最大値はその2倍です。

JIS G 3112:2020(鉄筋コンクリート用棒鋼) 表4 異形棒鋼の寸法,単位質量及び節の許容限度 の寸法・単位質量・節の許容限度

JIS G 3191:2012(熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差) 表5 棒鋼の質量の計算方法 の桁を当てはめた1本の質量・総質量

2020年版の規格票の写しの表と照合した値です。2025年4月21日に 2025年版が発行されています。2025年版の改正原案(日本鉄鋼連盟の公表資料)とは、載せている表の値が2欄を除いて同じでした。違う2欄は表4 の D5・D8 の節の隙間の合計の最大値で、2020年版の写しの 4.3・6.3 ではなく、原案の 4.2・6.2 を載せています。2025年版では表の番号が変わります(寸法の表4 は表6、節の高さの表5 は表7、標準長さの表6 は表4)。2025年版の規格票とは未照合です。出典: JIS G 3112 改正原案(日本鉄鋼連盟、2024年12月)(PDF・新しいタブで開く)

計算質量は表の単位質量から出した値で、質量の許容差の分は含みません。

寸法と単位質量は、種類の記号(SD295・SD345 など)によらず同じです。異形棒鋼の寸法表に、16種類の一覧と種類の記号ごとの機械的性質・見分け方をまとめています。

計算ロジック

異形棒鋼の公称周長・公称断面積・単位質量は、JIS G 3112 の表4 の値です。表の注では、公称直径 d から l = 3.142 × d(小数1桁)、S = 0.7854 × d²(有効数字4桁)、w = 0.00785 × S(有効数字3桁)で求めた値とされています。

1本の質量 = 0.995 × 6 = 5.97 → 有効数字3桁で 5.97 kg

総質量 = 5.97 × 1 = 5.97 → kg の整数で 6 kg

1本の質量・総質量の桁は JIS G 3191 の表5(棒鋼の質量の計算方法)によります。丸めは JIS Z 8401 の規則A です(ちょうど中間は偶数側)。JIS G 3112 には1本の質量・総質量の丸め方の決まりが無く、JIS G 3191 の表5 の桁を当てはめた値です。1本は有効数字3桁(1 000 kg を超えれば kg の整数)、総質量は kg の整数に丸めています。

単位質量
表の値 [kg/m](JIS G 3112 表4)
長さ
1本の長さ(m に直して掛ける)
03

標準長さの1本の質量(D13)

JIS G 3112 表6 の標準長さで、1本の質量を計算しています(計算値)。行を押すと、その長さで計算します。

標準長さの1本の質量
長さ m1本 kg
3.53.48
4.03.98
4.54.48
5.04.98
5.55.47
6.0(選択中)5.97
6.56.47
7.06.96
8.07.96
9.08.96
10.09.95
11.010.9
12.011.9

この数値の確かめ方

丸鋼の標準径・断面積・単位質量(JIS G 3191:2012 表1・表6 の52行)と異形棒鋼の寸法・単位質量・節の許容限度(JIS G 3112:2020 表4 の16行)、種類の記号・機械的性質・種類を区別する表示(表1・表3・表10)は、規格票の写しの表と照合して一致しました(2026年10月)。改正原案とは、異形棒鋼の D5・D8 の節の隙間の2欄を除いて同じで、その2欄は原案の値を載せています。鉄鋼メーカー・建設資材の会社・自治体などの公開資料とも見比べ、サイトの値の誤りは見つかっていません。

ページの更新日

照合の中身を見る

規格票の写しとの照合

  • JIS G 3191:2012 表1(丸鋼の標準径)の52値(括弧付きの8つを含む)と、表2(棒鋼の標準長さ)の11値
  • JIS G 3191:2012 表6(丸鋼の断面積及び単位質量)の52行・156欄と、表5(質量の計算方法)の7行
  • JIS G 3112:2020 表4(異形棒鋼の寸法,単位質量及び節の許容限度)の16行・144欄と節の角度、表5(節の高さ)の3区分、表6(標準長さ)の13値
  • JIS G 3112:2020 表1(種類の記号)の13記号、表3(機械的性質)の13種類・124欄、表10(種類を区別する表示方法)の13行と突起の点の数

表は2回、切り抜き方を変えて別々に読み取り、上の表の全欄(括弧・注の印・表10 の突起の点の数を含む)をプログラムで突き合わせました。食い違いは0件です。

鉄鋼の業界団体が公開している改正原案(JIS G 3191 は 2022年版、JIS G 3112 は 2025年版の原案)の文字とも全欄を比べ、違ったのは JIS G 3112 の表4 の D5・D8 の節の隙間の合計の最大値の2欄だけでした(写しの印刷は 4.3・6.3、原案は 4.2・6.2)。この2欄は、現行の 2025年版の改正原案の値を載せています。原案の値は表の注 d) の式(公称周長の 25 %)とも合いますが、D22 など5行は原案でも式と合いません。

丸鋼 5.5 mm の単位質量は、写しも原案も 0.186 です。表5 の順序で計算すると 0.187 になりますが、表の値を載せています。

照合に使ったのは、インターネットで公開されている規格票の写しです。表は2回、別々に読み取って比べ、判定はすべて一致しています。写しは日本産業標準調査会(JISC)が公開しているものではなく、JISC の JIS 検索や購入した規格票での照合は、まだ行っていません。

メーカー・業界団体の資料との見比べ(2026年10月31日)

JIS G 3191(丸鋼): 一致(5.5 mm の単位質量 0.186 は、改正原案と同じ。ハンドブックと自治体の資料には 5.5 mm の行が無い)

鉄鋼メーカーの建設用資材ハンドブック(2025年9月改訂版)の鉄筋棒鋼の章(製鋼会社の丸鋼の表)と、自治体の積算基準の参考編(丸鋼の断面積・重量の一覧)と、鉄鋼の業界団体が公開している改正原案(2022年版の原案)

見比べた範囲: ハンドブックとは、径 9〜42 mm の17行の断面積・単位質量(34値)。自治体の資料とは、径 6〜50 mm の15行の断面積・単位質量(30値。資料にある 44 mm は JIS の標準径に無く、比べていない)。改正原案とは、表1 の標準径52値、表2 の標準長さ11値、表6(原案は表7)の52行の径・断面積・単位質量(156欄)

JIS G 3112(異形棒鋼・鉄筋): 一致(資料側の誤りの2欄を除く)。改正原案とは、D5・D8 の節の隙間の合計の最大値だけが違う(写しの 2020年版は 4.3・6.3、2025年版の原案は 4.2・6.2。版の違い)

鉄鋼メーカーの建設用資材ハンドブック(2025年9月改訂版)の鉄筋棒鋼の章(製鋼会社の表2つ)と、建設資材の会社の鉄筋の寸法表と、自治体の積算基準の参考編(異形棒鋼の一覧)と、鉄鋼の商社の鋼種の解説ページ(2025年版の表3 を転記したもの)と、鉄鋼の業界団体が公開している改正原案(2025年版の原案)

見比べた範囲: ハンドブックとは、D10〜D51 の12行の公称直径・公称周長・公称断面積・単位質量・節の許容限度(2つの表で192値)と角度 45°、SR235・SR295・SD295〜SD490 の機械的性質と曲げ性(2つの表で延べ77欄)、圧延マークの突起の数(SD345・SD390・SD490)。寸法表とは、D4〜D51 の16行(128値。周長は cm 表記を 1 mm に丸めて比べた)。自治体の資料とは、D6〜D41 の12行の公称直径・断面積・単位質量(36値)。商社のページとは、SD345 の機械的性質と曲げ性(9欄)と、降伏比の値。改正原案とは、表1・表3・表4〜表6・表10 の全欄

改正原案(JIS G 3191・G 3112 の1つずつ)は、JIS の原案を作った業界団体の公表資料です。結果の欄の「出典」から開けます(団体名もそこに出しています)。

見比べたのはメーカーや業界団体などが公開している資料で、発行元の名前は載せていません。発行元がこのサイトを確認・推奨しているものではありません。

自動テストで確かめていること

  • 照合した印刷どおりの値(丸鋼の表1・表2・表6、異形棒鋼の表1・表3〜表6・表10)と、サイトのデータが全欄で同じこと。違うのは原案の値を載せた D5・D8 の節の隙間の2欄だけであること
  • 丸鋼の断面積が D² × 0.7854 を有効数字4桁にした値と52行すべてで同じこと。単位質量は 0.00785 × 断面積を有効数字3桁にした値と51行で同じで、違う1行が 5.5 mm(表 0.186、計算 0.187)であること
  • 異形棒鋼の公称周長・公称断面積・単位質量・節の平均間隔・節の高さ(最大値は丸めた最小値の2倍)が、表4 の注の式と16行すべてで同じこと
  • 1本の質量・総質量を JIS G 3191 の表5 の順序と規則A で整数のまま計算し、照合の記録の計算例(D13 × 6 m × 10本 = 60 kg、200 mm × 10 m = 2 470 kg など)と同じになること

規格の値ではないもの・未確認のもの

JIS G 3191 は 2022年3月22日に 2022年版が、JIS G 3112 は 2025年4月21日に 2025年版が発行されています。値を照合したのは 2012年版・2020年版の写しで、新しい版の規格票とは照合していません。改正原案と見比べただけです。

JIS G 3112 には1本の質量・総質量の丸め方の決まりがありません。異形棒鋼の1本の質量・総質量は、JIS G 3191 の表5 の桁を当てはめた計算値です。

異形棒鋼の節の隙間の合計の最大値は、表の注 d) の式と合わない行があります(D22・D35・D38・D41・D51)。式では出さず、表の値を載せています。

許容差(径・長さ・質量)、化学成分、角鋼・六角鋼、バーインコイルの質量は載せていません。

自分で確かめるには

規格原文は、日本産業標準調査会(JISC)(新しいタブで開く)の JIS 検索で閲覧できます。このツールの値は、JIS G 3191 の表1・表2・表5・表6 と、JIS G 3112 の表1・表3〜表6・表10で確かめられます。

サイト全体の確かめ方と未確認の項目は、編集方針・データの確認方法にまとめています。

解説・よくある質問

鉄筋に使う異形棒鋼(異形鉄筋)は JIS G 3112、丸鋼は JIS G 3191 で寸法と単位質量が決まっています。異形棒鋼は呼び名 D4〜D51 の16種類、丸鋼は径 5.5〜200 mm の52種類。このツールは表の単位質量に長さを掛けて、1本の質量と総質量を出します。

鉄筋の重さ(kg)はどう計算する?

表の単位質量(kg/m)× 1本の長さ(m)で1本の質量を出し、本数を掛けます。D13 は 0.995 kg/m なので、6 m の1本は 5.97 kg、10本で 60 kg です。丸め方は JIS G 3191 の表5 によります(1本は有効数字3桁、総質量は kg の整数)。JIS G 3112 には丸め方の決まりが無く、異形棒鋼にも同じ桁を当てはめています。

D10・D13・D16 の太さ(直径)は?

公称直径で、D10 は 9.53 mm、D13 は 12.7 mm、D16 は 15.9 mmです。D19 は 19.1 mm、D22 は 22.2 mm、D25 は 25.4 mm。どれも JIS G 3112 の表4 の値で、公称断面積は D13 で 126.7 mm²。

SD345 と SD295 の違いは?

強さの違いです。降伏点又は耐力は SD295 が 295 以上 N/mm²、SD345 が 345〜440 N/mm²。寸法と単位質量は同じで、見分けるときは圧延マークを見ます。SD345 は突起の数 1 個(・)、SD295 は圧延マークなしです(JIS G 3112 の表10)。

丸鋼の径に 44 mm が無いのはなぜ?

JIS G 3191 の表1 の標準径に 44 mm が無いからです。標準径に無い径を載せた資料もありますが、規格の表に断面積・単位質量は無く、このツールでは選べません。径 16 mm なら断面積 201.1 mm²・単位質量 1.58 kg/m のように、標準径の値を表から出します。

丸鋼の 5.5〜8 mm と、鉄筋用の丸鋼(SR235 など)の径は?

JIS G 3191 の 5.1 では、所定の長さに切断した丸鋼の標準径は 9 mm 以上で、それより細い径はバーインコイル(コイル状に巻いた棒鋼)の標準径です。鉄筋コンクリート用の丸鋼(SR235・SR295・SR785)の標準径は、JIS G 3112 の 8.1 で 5.5〜50 mm と決まっています。