R・Rc(旧 PT)と NPT の違い
| 項目 | R・Rc(旧 PT) | NPT |
|---|---|---|
| 規格 | JIS B 0203 | ASME B1.20.1(米国) |
| 山の角度 | 55° | 60° |
| テーパ | 1/16 | 1/16 |
| 図面の書き方(1/2) | R1/2・Rc1/2 | 1/2-14 NPT |
NPT は「1/2-14 NPT」のように、呼び・山数・NPT の順に書きます。R・Rc は記号のあとに呼びを続けます。旧記号の PT・PS・PF と今の記号の関係は「PT・PS・PF と今の記号」にまとめました。
NPT は JIS ではありません。このサイトの NPT の値は、公開資料を見比べて ASME の式と合うことを確かめたもので、規格原文とは照合していません。
JIS B 0203:1999(管用テーパねじ) 付表1 基準山形,基準寸法及び寸法許容差 の山の角度・テーパ
ASME B1.20.1-2013(Pipe Threads, General Purpose (Inch)) の値(規格原文とは未照合)
山数とピッチ(1/16〜2)
山数は 25.4 mm(1インチ)あたりの山の数。山数が同じなのは 1/2・3/4 だけで、ほかの呼びは R・Rc と NPT で山数が違います。
| 呼び | R・Rc | NPT |
|---|---|---|
| 1/16 | 28 | 27 |
| 1/8 | 28 | 27 |
| 1/4 | 19 | 18 |
| 3/8 | 19 | 18 |
| 1/2 | 14 | 14 |
| 3/4 | 14 | 14 |
| 1 | 11 | 11.5 |
| 1 1/4 | 11 | 11.5 |
| 1 1/2 | 11 | 11.5 |
| 2 | 11 | 11.5 |
山数は 25.4 mm あたりで、太字は山数が同じ呼び。ピッチ(25.4 ÷ 山数)は 28 山 0.9071・27 山 0.9407・19 山 1.3368・18 山 1.4111・14 山 1.8143・11 山 2.3091・11.5 山 2.2087 mm。
1山ごとのピッチの差は小さくても、10山分の長さにすると差が開きます。1/4・3/8 なら R・Rc が 13.37 mm、NPT が 14.11 mm で、0.74 mm 違う。1/2・3/4 はどちらも 18.14 mm で、長さでは見分けられません。
| 呼び | R・Rc | NPT | 差 |
|---|---|---|---|
| 1/16・1/8 | 9.07 | 9.41 | 0.34 |
| 1/4・3/8 | 13.37 | 14.11 | 0.74 |
| 1/2・3/4 | 18.14 | 18.14 | 0.00 |
| 1・1 1/4・1 1/2・2 | 23.09 | 22.09 | 1.00 |
単位 mm。山数から計算した値で、小数2桁に丸めています。
JIS B 0203:1999(管用テーパねじ) 付表1 基準山形,基準寸法及び寸法許容差 の山数
ASME B1.20.1-2013(Pipe Threads, General Purpose (Inch)) の山数(規格原文とは未照合)
山数が同じ 1/2・3/4
1/2・3/4 は、R・Rc も NPT も 14 山。山数は同じでも、山の角度が 55° と 60° で違い、径にも小さな差があります。
1/2 の管端の外径(計算値)は、R が 20.445 mm、NPT が 20.715 mm。管そのものの外径は、JIS の鋼管 15A が 21.7 mm、NPT の管の外径 D が 21.336 mm です。どちらの差も 1 mm に届きません。
| 項目 | 1/2 | 3/4 |
|---|---|---|
| R の管端の外径 | 20.445 | 25.845 |
| NPT の管端の外径 | 20.715 | 26.030 |
| JIS の鋼管の外径 | 21.7(15A) | 27.2(20A) |
| NPT の管の外径 D | 21.336 | 26.670 |
単位 mm。管端の外径は、R が d − a/16、NPT が E0 + h の計算値。NPT の管の外径 D は米国の管の外径です。
1/2・3/4 は、山数でも10山分の長さでも区別できません。図面や部品の記号が「R1/2」「Rc1/2」(旧 PT1/2)か「1/2-14 NPT」かで確かめてください。
NPT は JIS ではありません。このサイトの NPT の値は、公開資料を見比べて ASME の式と合うことを確かめたもので、規格原文とは照合していません。
JIS B 0203:1999(管用テーパねじ) 付表1 基準山形,基準寸法及び寸法許容差 の基準径・基準の長さから計算
JIS G 3452:2019(配管用炭素鋼鋼管) 表4 寸法,寸法の許容差及び単位質量 の外径
ASME B1.20.1-2013(Pipe Threads, General Purpose (Inch)) の値から計算(規格原文とは未照合)