ねじ・締結
六角ボルトの寸法表(JIS B 1180)
六角ボルト(並目ねじの呼び径六角ボルト)の寸法は JIS B 1180 で決まっています。このページには M3〜M36 のうち16サイズの二面幅・対角距離・頭部高さ・座面の径・ねじ部長さと、推奨する呼び長さの範囲を、部品等級A・B に分けて載せました。
たとえば M12 は二面幅 18 mm・頭部高さ 7.5 mm。ねじ部長さ b は、呼び長さ 125 mm 以下のボルトで 30 mm です。
ページの更新日
- JIS B 1180:2014
- JIS B 1001:1985
計算ツール
ボルト・ナットの二面幅と座ぐり寸法
スパナや穴の径から、ボルトの呼びを探せます。強度区分ごとの保証荷重も分かる。
二面幅 s・頭部の高さ k・ナットの高さ m を、図に書き込んで見せます。ボルト穴径と座ぐり径を入れた断面図もある。
六角ボルトの寸法
単位: mm。二面幅と頭部高さは、上の段が基準寸法で、下の段が選んだ部品等級の最小〜最大です(二面幅は基準寸法が最大)。対角・座面の径は最小の値。
部品等級A の欄は M3〜M24 だけで、M27・M30・M36 は部品等級A を選んでも B の値を出し、「B のみ」と示します。ねじ部長さ b は、呼び長さ l が l≦125・125<l≦200・l>200 のときの値をこの順に並べました。
旧JIS(附属書JA)の値は、本体と違う呼びにだけ「旧JIS 17」の形で添えています。ざぐり径 D' は JIS B 1001 の値で、部品等級によりません。
下線の付いた呼びをタップすると、その呼びのボルト穴径・座ぐりを図と一緒に見られる二面幅のツールが開きます。
| 呼び | 二面幅s | 対角e 最小 | 頭部高さk | 座面の径dw 最小 | ざぐり径D' | 呼び長さl | ねじ部長さb(参考) | ピッチP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| M3のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 5.55.32〜5.5 | 6.01 | 21.875〜2.125 | 4.57 | 9 | 20〜30A は〜30 | 12・18・31 | 0.5 |
| M4のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 76.78〜7 | 7.66 | 2.82.675〜2.925 | 5.88 | 11 | 25〜40A は〜40 | 14・20・33 | 0.7 |
| M5のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 87.78〜8 | 8.79 | 3.53.35〜3.65 | 6.88 | 13 | 25〜50A は〜50 | 16・22・35 | 0.8 |
| M6のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 109.78〜10 | 11.05 | 43.85〜4.15 | 8.88 | 15 | 30〜60A は〜60 | 18・24・37 | 1 |
| M8のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 1312.73〜13 | 14.38 | 5.35.15〜5.45旧JIS 5.5 | 11.63 | 20 | 40〜80A は〜80 | 22・28・41 | 1.25 |
| M10のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 1615.73〜16旧JIS 17 | 17.77 | 6.46.22〜6.58旧JIS 7 | 14.63 | 24 | 45〜100A は〜100 | 26・32・45 | 1.5 |
| M12のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 1817.73〜18旧JIS 19 | 20.03 | 7.57.32〜7.68旧JIS 8 | 16.63 | 28 | 50〜120A は〜120 | 30・36・49 | 1.75 |
| M14のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る第2選択 | 2120.67〜21旧JIS 22 | 23.36 | 8.88.62〜8.98旧JIS 9 | 19.64 | 32 | 60〜140A は〜140 | 34・40・53 | 2 |
| M16のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 2423.67〜24 | 26.75 | 109.82〜10.18 | 22.49 | 35 | 65〜160A は〜150 | 38・44・57 | 2 |
| M18のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る第2選択 | 2726.67〜27 | 30.14 | 11.511.285〜11.715旧JIS 12 | 25.34 | 39 | 70〜180A は〜150 | 42・48・61 | 2.5 |
| M20のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 3029.67〜30 | 33.53 | 12.512.285〜12.715旧JIS 13 | 28.19 | 43 | 80〜200A は〜150 | 46・52・65 | 2.5 |
| M22のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る第2選択 | 3433.38〜34旧JIS 32 | 37.72 | 1413.785〜14.215 | 31.71 | 46 | 90〜220A は〜150 | 50・56・69 | 2.5 |
| M24のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る | 3635.38〜36 | 39.98 | 1514.785〜15.215 | 33.61 | 50 | 90〜240A は〜150 | 54・60・73 | 3 |
| M27のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見る第2選択B のみ | 4140〜41 | 45.2 | 1716.65〜17.35最小は表の下の注 | 38 | 55 | 100〜260A の範囲なし | 60・66・79 | 3 |
| M30のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見るB のみ | 4645〜46 | 50.85 | 18.718.28〜19.12旧JIS 19 | 42.75 | 62 | 110〜300A の範囲なし | 66・72・85 | 3.5 |
| M36のボルト穴径・座ぐりを二面幅のツールで見るB のみ | 5553.8〜55 | 60.79 | 22.522.08〜22.92旧JIS 23 | 51.11 | 72 | 140〜360A の範囲なし | —・84・97 | 4 |
M27 の頭部高さの最小: 規格票の写しの表4 は、M27 の頭部高さ k の最小(部品等級B)を 13.65 と印刷しています。同じ規格票の表12・表16 と、注 e) の kw(kw,min=0.7 kmin)に合う 16.65 を載せました。規格票そのものの誤りか、写しの誤りかは確かめていません。
JIS B 1180:2014(六角ボルト) 表3−呼び径六角ボルト−並目ねじ−部品等級A及びB(第1選択)の寸法、表4−呼び径六角ボルト−並目ねじ−部品等級A及びB(第2選択)の寸法 準拠
JIS B 1180:2014(六角ボルト) 表JA.8 六角ボルト・上(附属書JA。旧JIS の二面幅・頭部高さ) 準拠
JIS B 1001:1985(ボルト穴径及びざぐり径) 付表 ボルト穴径及びざぐり径の寸法(ざぐり径 D') 準拠
部品等級と呼び長さ
M27・M30・M36 は呼び径が 24 mm を超えるので、部品等級B だけ。表の値も、部品等級A のほうが頭部高さの最小〜最大の幅が狭くなっています。
呼び長さの範囲は、規格の表で ls・lg の欄に数値がある行の l です(表の下の文「推奨する呼び長さは,表中で ls 及び lg の欄に数値が記載されたもの」)。M12 なら 50〜120 mm で、全部が部品等級A の区域。M16 は 65〜160 mm のうち、150 mm までが部品等級A です。
ねじ部長さ b は呼び長さで変わり、M12 では l≦125 で 30、125<l≦200 で 36、l>200 で 49 mm。表の範囲より短いボルトは、全ねじ六角ボルトの表(第1選択は表15、第2選択は表16)によるのがよいと規格に書かれています。
旧JIS(附属書JA)との違い
二面幅が本体と違うのは M10・M12・M14・M22 の4つで、M10 は本体 16 mm、旧JIS 17 mm です。頭部高さ k は M8・M10・M12・M14・M18・M20・M30・M36 の8つが違います。
旧JIS(附属書JA)は、規格の中で「将来廃止するので、新規設計の機器、部位などには使用しないのがよい」とされています。旧JIS の対角距離と座面の径は、このページに載せていません。
表の見方と注意
- M14・M18・M22・M27 は第2選択の呼びで、JIS B 1180 の表4 の値です。ほかは第1選択の表3。
- 載せていないのは、部品等級C・全ねじ六角ボルト・細目ねじ・有効径六角ボルトと、M1.6〜M2.5・M3.5・M33・M39・M42 以上の呼び。表の l の行ごとの ls・lg も載せていません。
- JIS B 1180 は ISO を基にして内容を変えた規格(MOD)です。寸法が ISO の表と同じかは確かめていません。
- 表の値は、規格票の写しの表を2回、別々に読み取って突き合わせ、照合しました(2026年10月)。公開されている資料2つとも見比べ、1つの資料の誤り1欄を除いて値は一致しています(M27 の頭部高さの最小も資料は 16.65)。部品等級B の対角・座面の径、M14・M18・M22 の部品等級A の対角・座面の径と、呼び長さの範囲の一部(M14 以上の最後など)は、見比べられる資料が見つかりませんでした。
関連する計算・寸法表
解説・よくある質問
M12 の六角ボルトの寸法は?
二面幅 18 mm(旧JIS は 19 mm)、頭部高さ 7.5 mm、ピッチ 1.75 mm です。部品等級A の対角距離は最小 20.03 mm、座面の径は最小 16.63 mm。推奨する呼び長さは 50〜120 mm で、ねじ部長さは 30 mm(l≦125)です。
六角ボルトのざぐり径は?
ボルトの座面を当てる面のざぐりの径 D' は、JIS B 1001 で決まっています。M12 なら 28 mm。深さの数値の規定は無く、一般に黒皮がとれる程度とされています(JIS B 1001 の備考5)。ボルト穴径は二面幅のツールで等級ごとに見られます。