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サクッとJIS機械設計・配管計算ツール

ねじ・締結

ボルト・ナットの二面幅と座ぐり寸法

六角ボルト・ナットの二面幅(スパナサイズ)、六角穴付きボルトの六角レンチサイズ、ボルト穴径と座ぐり寸法、強度区分ごとの保証荷重、平座金・ばね座金の寸法をまとめて確認できます。スパナ・六角レンチのサイズや、ボルト穴・座ぐり・頭部の径からも、ボルトの呼びを探せます。

  • JIS B 1180:2014
  • JIS B 1181:2014
  • JIS B 1176:2015
  • JIS B 1001:1985
  • JIS B 1051:2014
  • JIS B 1256:2008
  • JIS B 1251:2018
01

条件

工具や穴のサイズからボルトを探す例: スパナ 17 → M10(旧JIS)、ボルト穴 φ13.5 → M12 の 2級
分かっているサイズ

合うスパナのサイズ(二面幅)mm

サイズをタップすると、合うボルトを選びます。

ボルト穴の等級(JIS B 1001)

1級ほど穴が小さく、穴位置の精度が必要になります。迷ったら 2級が目安です。4級は主に鋳抜き穴用です。

02

結果

二面幅(スパナサイズ)・M12

18mm

旧JIS(附属書JA)の六角ボルト・ナットは 19 mm で、旧JIS品も広く流通しています。両方のサイズを用意しておくと安心です。
図に出す規格
頭を上から二面幅 s = 18スパナのサイズ締め付けた状態を横から頭部の高さk = 7.5ナットの高さm = 10.8スタイル1 最大
二面幅 s は向かい合う平らな面の間の距離。合うスパナの呼びと同じ数字です。ノギスで測るときも、角と角ではなく平らな面の間を測ります。模式図です。形と比率は実物どおりではありません。

六角ボルト(JIS B 1180)

二面幅 s(本体 / 附属書JA)
18 / 19mm
頭部の高さ k(本体 / 附属書JA)
7.5 / 8mm

六角ナット(JIS B 1181)

高さ m(本体スタイル1 最大)
10.8mm
高さ m(附属書JA 1種 / 3種)
10 / 7mm

1種の高さは 2種・4種も同じ

六角穴付きボルト(JIS B 1176)

六角レンチ(六角穴の二面幅)
10mm
頭部径 dk / 頭部の高さ k(最大)
18 / 12mm
六角穴付きボルトの図
頭を上から二面幅 s = 10六角レンチのサイズ横から頭部径 dk = 18頭部の高さk = 12
六角穴の二面幅 s が、合う六角レンチのサイズです。頭部径 dk・頭部の高さ k は最大値で、dk はローレットの無い頭部の値。模式図です。形と比率は実物どおりではありません。

ボルト穴・座ぐり

ボルト穴径(2級)
13.5mm
ざぐり径 D'(JIS B 1001)
28mm

深さは一般に黒皮が取れる程度(JIS B 1001 備考5)

CAP用座ぐり 径 × 深さ
φ20 × 13mm

穴径 φ14(JIS の規定ではなく、設計でよく使われる参考値)

ボルト穴と座ぐりの図
六角ボルト・ナット用JIS B 1001ざぐり径 D' = 28穴 φ13.5(2級)六角穴付きボルト用参考値(JIS の規定外)座ぐり径 D = 20深さH = 13穴 φ14
JIS B 1001 のざぐりに深さの規定は無く、一般に黒皮が取れる程度です。図では浅く描いています。六角穴付きボルト用の座ぐりは、穴径も含めて JIS の規定ではない参考値です。頭部(dk 18 × k 12)が座ぐり(φ20 × 深さ 13)の中に収まります。模式図です。形と比率は実物どおりではありません。

座金(平座金・ばね座金)

平座金 並形
13×24×2.5mm

六角ボルト・小ねじ・六角ナット用。内径(最小)× 外径(最大)× 厚さで、厚さは 2.3〜2.7

平座金 小形
13×20×2mm

六角穴付きボルト・チーズ頭小ねじ用(JIS B 1256 表1)

平座金 大形
13×37×3mm

軟らかい部材や、大きいボルト穴用(JIS B 1256 表1 の注b))

ばね座金 一般用(2号)
12.2×21.5×3mm

内径 × 外径(最大)× 厚さ(最小)。幅(最小)4.2・自由高さ 6重負荷用(3号)は 12.2×21.9×3.6

座金の図
平座金(並形)の断面外径 d2 = 24内径 d1 = 13厚さh = 2.5ばね座金(一般用)の断面外径 D = 21.5内径 d = 12.2幅 b = 4.2厚さt = 3自由高さH0 = 6
平座金は並形(部品等級A)、ばね座金は一般用(2号)の値で描いています。自由高さ H0 は厚さの約2倍です。模式図です。形と比率は実物どおりではありません。

JIS B 1180:2014(六角ボルト) 本体 表3 呼び径六角ボルト(第1選択)・附属書JA 表JA.8 六角ボルト・上 準拠

JIS B 1181:2014(六角ナット) 本体 表3 六角ナット・スタイル1(第1選択)・附属書JA 表JA.9 六角ナット・上 準拠

JIS B 1176:2015(六角穴付きボルト) 表3 六角穴付きボルト(並目ねじ)の寸法 準拠

JIS B 1001:1985(ボルト穴径及びざぐり径) 付表 ボルト穴径及びざぐり径の寸法 準拠

JIS B 1256:2008(平座金) 表7 並形−部品等級A(第1選択)の寸法、表3 小形−部品等級A(第1選択)の寸法、表19 大形−部品等級A(第1選択)の寸法 準拠

JIS B 1251:2018(ばね座金) 表4 ばね座金一般用の形状・寸法、表5 ばね座金重負荷用(重荷重用)の形状・寸法 準拠

JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) のフランジのボルト

データの見方

JIS B 1180・B 1181 には、ISO を基にした本体と、従来のJISの寸法を残した附属書JA(いわゆる旧JIS)があります。二面幅が違うのは M10・M12・M14・M22 です(例: M12 は本体 18 mm、附属書JA 19 mm)。

旧JIS(附属書JA)は、規格の中で「将来廃止するので、新規設計の機器、部位などには使用しないのがよい」とされています。

ナットの高さは、本体スタイル1は最大値、附属書JAは基準寸法です(1種の高さは 2種・4種も同じ)。3種は薄いナット(いわゆる薄ナット)です。附属書JA の仕上げ程度「並」のナットは、高さに M8〜M36 で ±0.8〜1.0 mm の許容差があるので、この値より少し高いことがあります。

M14・M18・M22・M27 は、JIS B 1180・B 1181 本体では第2選択(表4)のサイズで、附属書JA では括弧付き(なるべく用いない)です。

六角穴付きボルトの頭部径 dk・頭部の高さ k は最大値です(dk はローレットの無い頭部の値で、ローレット付きはもう少し大きくなります)。

六角穴付きボルト用の座ぐり(穴径・径・深さ)は JIS B 1001・B 1176 の規定ではなく、頭部が面から出ないように設計でよく使われている参考値です。頭部径・頭部の高さに余裕を持たせています。

座金は、平座金が JIS B 1256 の部品等級A の表、ばね座金が JIS B 1251 の表4(一般用)・表5(重負荷用)の値です。並びは「内径 × 外径 × 厚さ」で、平座金の内径は基準寸法(最小)、外径は基準寸法(最大)を示します。ばね座金の外径は最大、幅と厚さは最小の値です。自由高さの見出しは「約2t」で、表の値はどれも厚さの2倍になっています。

「工具や穴のサイズからボルトを探す」は、この表の二面幅(本体・附属書JA)・六角レンチ・ボルト穴径・ざぐり径・CAP座ぐり径・頭部径 dk を逆に引いています。表の 16 サイズ以外は出てきません。穴径と座ぐり径は表の値と同じときだけ一致とし、頭部径は近い順に並べます。

03

図面指示の例(参考)

書き方

M12 ボルトの通し穴(2級)

φ13.5

M12 六角穴付きボルトの深座ぐり(参考値)

φ14 ⌴φ20↧13

現行: 穴の数は「×」、深座ぐりは記号 ⌴、深さは記号 ↧ で書きます。CADのフォントによっては ⌴・↧ が表示されないことがあります。

書き方の例です(参考)。記号の形や並べ方は、JIS B 0001(機械製図)や社内の製図ルールで確かめてください。深座ぐりの寸法(穴径を含む)は JIS B 1001・B 1176 の規定ではなく、設計でよく使われる参考値です。

04

強度区分と保証荷重(M12)

4.6〜12.9 の9区分の保証荷重・最小引張荷重(並目)

保証荷重は、この力で引っ張り、力を抜いたあとに伸びが残らないことを確かめる試験の力です。使ってよい荷重や締付けの目標ではありません。

ねじ

細目は JIS B 1051 の表6・表7 にあるピッチだけを選べます。

M12 の強度区分ごとの保証荷重と最小引張荷重(並目ねじ)
強度
区分
保証荷重
Fp [N]
最小引張荷重
Fm,min [N]
4.619 00033 700
4.826 10035 400
5.623 60042 200
5.832 00043 800
6.837 10050 600
8.848 90067 400
9.854 80075 900
10.970 00087 700
12.981 800103 000
  • 並目ねじの値。
  • 鋼構造用ボルトの 8.8 は、JIS B 1051 表4・表5 の注d) の値になります(M12 は保証荷重 50 700 N・最小引張荷重 70 000 N)。

JIS B 1051:2014(炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ) 表5 保証荷重試験力−並目ねじ・表4 最小極限引張力−並目ねじ 準拠(ISO 898-1:2013 と同じ値)

強度区分の数字の意味と応力(表1・表3)

強度区分の点の左の数字 × 100 が引張強さの呼び(MPa)、右の数字 ÷ 10 が降伏応力比(表1)です。8.8 なら 800 × 0.8 = 640 MPa が 0.2 %耐力の呼びになります。呼びの値は、強度区分の表し方のためだけに使う値です(表3 の注c))。

強度区分ごとの引張強さ・保証荷重応力・降伏の値(M12 に当てはまる列。単位 MPa)
区分引張強さ Rm保証荷重
応力 Sp
降伏の値
呼び最小呼び最小
4.6400400225ReL240
4.8400420310Rpf340e)
5.6500500280ReL300
5.8500520380Rpf420e)
6.8600600440Rpf480e)
8.8M16 以下800800580Rp0.2640
9.8M16 以下900900650Rp0.2720
10.91 0001 040830Rp0.2940
12.91 2001 220970Rp0.21 100

単位 MPa。降伏の値は、下降伏応力 ReL・0.2 %耐力 Rp0.2・0.004 8d耐力 Rpf のうち、その区分に規定のあるものです。

e) 4.8・5.8・6.8 の Rpf の最小は調査中の値です。保証荷重応力比を計算するためだけに示された値で、試験値ではありません。

8.8 は M16 以下と M18 以上で値が違い、M18 以上は引張強さの最小 830・Rp0.2 の最小 660・Sp 600 MPa です。鋼構造用ボルトの 8.8 は、M12〜M16 でも M18 以上の列の値によります(表3 の注a)・b))。

JIS B 1051:2014(炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ) 表1 降伏応力比・表3 おねじ部品の機械的及び物理的性質 準拠(ISO 898-1:2013 と同じ値)

計算ロジック

表5・表4 の見出しには、保証荷重 Fp が As,nom × Sp、最小引張荷重 Fm,min が As,nom × Rm,min と書かれています。M12 の 8.8 で計算すると次のとおりです。

Fp = As,nom × Sp = 84.3 × 580 = 48 894 → 表の値 48 900 N

Fm,min = As,nom × Rm,min = 84.3 × 800 = 67 440 → 表の値 67 400 N

As,nom
有効断面積 [mm²](表4・表5 の値。ねじ下穴径のツールの有効断面積と同じ)
Sp
保証荷重応力 [MPa](表3)
Rm,min
引張強さの最小 [MPa](表3)

表の荷重は、計算値を JIS Z 8401 の規則A で有効数字3桁に丸めた値とほとんど同じです。ただ、並目では表4 の10欄・表5 の11欄が合いません(差は最大 0.78 %)。画面には、計算値ではなく表の値を出しています。

05

寸法一覧

単位: mm。二面幅の( )は附属書JA(旧JIS)の値で、M14・M18・M22・M27 は JIS本体で第2選択です。行をタップするとそのサイズを選べます。

ボルト・ナット寸法一覧
ねじ二面幅六角レンチ穴 2級ざぐり径CAP座ぐり径(参考)CAP深さ(参考)
M35.52.53.496.53.3
M4734.51184.4
M5845.5139.55.4
M61056.615116.5
M8136920148.6
M1016(17)8112417.510.8
M12(選択中)18(19)1013.5282013
M1421(22)1215.5322315.2
M16241417.5352617.5
M182714(JIS B 1176 に無いサイズ)203929(JIS B 1176 に無いサイズ)19.5
M20301722433221.5
M2234(32)17(JIS B 1176 に無いサイズ)244635(JIS B 1176 に無いサイズ)23.5
M24361926503925.5
M274119(JIS B 1176 に無いサイズ)305543(JIS B 1176 に無いサイズ)29
M30462233624832
M3655273972——

† 六角穴付きボルトが JIS B 1176 に無いサイズ(ボルトの寸法は DIN 912 などの値)

解説・よくある質問

二面幅は、六角ボルトの頭や六角ナットの向かい合う平らな面の間の距離で、そのまま合うスパナ・メガネレンチのサイズになります。六角穴付きボルト(キャップボルト)は、六角穴の二面幅が六角レンチのサイズです。このページの数値は上の表のとおりで、JIS B 1180・B 1181・B 1176・B 1001(強度区分と保証荷重は JIS B 1051、座金は JIS B 1256・B 1251)によります。六角穴付きボルト用の座ぐり(CAP座ぐり)は JIS に規定の無い参考値、M18・M22・M27 の六角穴付きボルトは DIN 912 などの値です。

M10 のスパナは 16 と 17 のどっち?

どちらもあります。JIS本体の M10 は 16 mm、旧JIS(JIS B 1180・B 1181 の附属書JA)の M10 は 17 mm です。二面幅が本体と旧JISで違うのは次の 4 サイズで、それ以外は同じです。

ねじJIS本体旧JIS(附属書JA)
M1016 mm17 mm
M1218 mm19 mm
M1421 mm22 mm
M2234 mm32 mm

頭が旧JIS、ナットがJIS本体という組み合わせもあり得るので、これらのサイズでは両方のスパナを持っていくと確実です。

JIS本体の寸法は、ISO 4014・ISO 4017(2011年版)と ISO 4032(2012年版)などを基にしています。旧JIS(附属書JA)は、これらの ISO によらない日本独自の六角ボルト・ナットです。規格の中では「将来廃止するので、新規設計の機器、部位などには使用しないのがよい」とされています。

スパナのサイズから、ボルトの太さ(M○○)を知るには?

二面幅から逆に引くと次のとおりです(単位 mm)。「旧JIS」と書いたものは附属書JAの二面幅で、JIS本体の同じサイズは別の二面幅です。上の「工具や穴のサイズからボルトを探す」でも調べられます。

  • 5.5→ M3
  • 7→ M4
  • 8→ M5
  • 10→ M6
  • 13→ M8
  • 16→ M10
  • 17→ M10(旧JIS)
  • 18→ M12
  • 19→ M12(旧JIS)
  • 21→ M14
  • 22→ M14(旧JIS)
  • 24→ M16
  • 27→ M18
  • 30→ M20
  • 32→ M22(旧JIS)
  • 34→ M22
  • 36→ M24
  • 41→ M27
  • 46→ M30
  • 55→ M36

六角穴付きボルト(キャップボルト)に使う六角レンチのサイズは?

JIS B 1176 の六角穴の二面幅(六角レンチの呼び)は次のとおりです。

  • M3 → 2.5 mm
  • M4 → 3 mm
  • M5 → 4 mm
  • M6 → 5 mm
  • M8 → 6 mm
  • M10 → 8 mm
  • M12 → 10 mm
  • M14 → 12 mm
  • M16 → 14 mm
  • M20 → 17 mm
  • M24 → 19 mm
  • M30 → 22 mm
  • M36 → 27 mm

M18・M22・M27 は JIS B 1176 に無いサイズで、表の値は DIN 912 などのものです(M18 は 14 mm、M22 は 17 mm、M27 は 19 mm)。そのため同じ六角レンチを使うサイズがあり(例: 14 mm は M16 と M18)、レンチのサイズだけではボルトを決められません。

JIS B 1176 は、ISO 4762:2004(並目)と ISO 12474:2010(細目)を基にした規格です。

フランジのボルトを締めるには、何ミリのスパナが要る?

JIS B 2220 のフランジ(5K〜20K、10A〜300A)で使うボルトと、その二面幅は次のとおりです。六角ボルトなら頭とナットで2本(スタッドボルトなら両側のナットで2本)あると作業できます。

  • M10スパナ 16 mm(旧JIS 17 mm)

    5K 10A〜25A

  • M12スパナ 18 mm(旧JIS 19 mm)

    5K 32A〜65A、10K 10A〜20A、16K 10A〜20A、20K 10A〜20A

  • M16スパナ 24 mm

    5K 80A〜150A、10K 25A〜100A、16K 25A〜65A、20K 25A〜65A

  • M20スパナ 30 mm

    5K 175A〜300A、10K 125A〜225A、16K 80A〜100A、20K 80A〜100A

  • M22スパナ 34 mm(旧JIS 32 mm)

    10K 250A〜300A、16K 125A〜200A、20K 125A〜200A

  • M24スパナ 36 mm

    16K 250A〜300A、20K 250A〜300A

ボルトの長さは JISフランジ&ボルト長さ で計算できます。

ボルト穴の 1級・2級・3級 はどれを選べばいい?

JIS B 1001 のボルト穴径は、1級ほど小さく(ボルトとのすき間が少なく)、そのぶん穴位置の精度が要ります。3級ほど大きく、穴位置のずれに余裕があります。規格はどれを使うかまでは決めていませんが、迷ったら 2級(このツールの初期値)にしておくのが無難です。

4級は、規格の注に「主として鋳抜き穴に適用する」とある等級で、M3 以下にはありません。1級・2級・3級は ISO 273 の3つの等級に当たり、4級は ISO に無い JIS だけの等級です。

ねじ1級2級3級4級
M1010.5111213
M121313.514.515
M161717.518.520

単位 mm。JIS B 1001 の付表(ボルト穴径及びざぐり径の寸法)の値です。

ボルトを通す穴(ボルト穴)と、タップでめねじを切るための下穴は別物です。下穴は ねじ下穴径 で確かめてください(M10 並目のボルト穴 2級 は 11 mm ですが、下穴はずっと小さくなります)。

図面の φ13.5 のボルト穴は、何のボルト用?

JIS B 1001 のボルト穴径を逆に引くと分かります。φ13.5 は M12 の 2級、φ11 は M10 の 2級です。同じ径が2つの呼びにある値もあり、次の 12 通りはボルト穴の径だけでは決まりません(単位 mm)。

  • φ5.5→ M4 4級・M5 2級
  • φ13→ M10 4級・M12 1級
  • φ15→ M12 4級・M14 1級
  • φ17→ M14 4級・M16 1級
  • φ20→ M16 4級・M18 2級
  • φ21→ M18 3級・M20 1級
  • φ22→ M18 4級・M20 2級
  • φ24→ M20 3級・M22 2級
  • φ25→ M20 4級・M24 1級
  • φ26→ M22 3級・M24 2級
  • φ28→ M24 3級・M27 1級
  • φ33→ M27 4級・M30 2級

上の「工具や穴のサイズからボルトを探す」でボルト穴を選んで径を入れると、同じ径の呼びと等級をすべて出します。表に無い実測値なら、すぐ下とすぐ上の値と、その穴を通るいちばん太い呼びを出す仕組みです。座ぐりの径と、六角穴付きボルトの頭部の径からも探せます。

キャップボルト(六角穴付きボルト)の座ぐり寸法は?

頭が面から出ないようにする深座ぐりは、JIS B 1001(ボルト穴径及びざぐり径)にも JIS B 1176(六角穴付きボルト)にも決まった値がなく、設計でよく使われる参考値があります。このツールの値は次のとおりです(穴径 d1・座ぐり径 D・深さ H)。

  • M6穴 φ6.6・座ぐり φ11・深さ 6.5
  • M8穴 φ9・座ぐり φ14・深さ 8.6
  • M10穴 φ11・座ぐり φ17.5・深さ 10.8
  • M12穴 φ14・座ぐり φ20・深さ 13
  • M16穴 φ18・座ぐり φ26・深さ 17.5

たとえば M12 は頭部径 18 mm・頭部の高さ 12 mm に対して、座ぐり φ20・深さ 13 mm です。ワッシャーを入れるときは、その外径と厚さの分も見込んでください。

穴径 d1 も参考値です。M12・M14・M16 の d1(14・16・18 mm)は JIS B 1001 のボルト穴径のどの等級とも違います。通し穴を JIS B 1001 の等級に合わせたいときは、ボルト穴径(1級〜4級)の値を使ってください。

頭部径の最大(ローレット付き)との片側のすきまと、頭の沈み量の目安は、六角穴付きボルトの寸法表の座ぐりの表に載せています。

穴や座ぐりは図面にどう書く?

M10 の六角穴付きボルト4本の場合の書き方の例です(参考)。記号(⌴・↧)を使う現行の JIS B 0001 に沿った書き方と、文字で書く従来の書き方があります。

  • 記号: 4×φ11 ⌴φ17.5↧10.8
  • 文字: 4-φ11キリ φ17.5深ザグリ深さ10.8

⌴ は深座ぐり、↧ は深さを表します。六角ボルトを通すだけの穴(2級)なら「4×φ11」(従来は「4-φ11キリ」)と書きます。上の「図面指示の例」で、選んだサイズの文字をそのままコピーできます。記号の形や並べ方は、社内の製図ルールに合わせてください。

座金の種類はどう選ぶ?

JIS B 1256 の表1 は、平座金の種類ごとに「適用するのに望ましい締結用部品例」を挙げています。並形は六角ボルト・小ねじと六角ナット、小形は六角穴付きボルトやチーズ頭小ねじが例です。大形の部品例は並形と同じで、軟らかい部材やボルト穴の大きい部材に使うことを意図した形です(表1 の注b))。注b) には、ボルト穴が大きいときは座金の厚さが適切か確かめるのがよい、とも書かれています。

部品等級A の硬さ区分は 200 HV と 300 HV の2つあります。部品例は、200 HV が強度区分 8.8 以下、300 HV が 10.9 以下のボルトです。

ばね座金(JIS B 1251)には、一般用(2号)と重負荷用(3号)があります。3.2 の定義では、重負荷用はボルト・小ねじの強度区分 8.8 相当、ナットの強度区分 8 相当に使う座金とされています。M12 の厚さ(最小)は、一般用 3 mm・重負荷用 3.6 mm です。

平座金3種類とばね座金2種類の、M3〜M36 のうち16サイズ(重負荷用は M6〜M27)の値は、ワッシャー(平座金・ばね座金)の寸法表に一覧で載せています。

ボルトの保証荷重とは?

JIS B 1051 の表5(並目)・表7(細目)の値のことで、ねじの呼びと強度区分ごとに決まっています。M12 の 8.8 なら 48 900 N になります。表4・表6 の最小引張荷重(最小極限引張力 Fm,min)は、有効断面積 × 引張強さの最小にあたる値で、M12 の 8.8 は 67 400 N です。

上の「強度区分と保証荷重」のカードを押して開くと、選んだサイズの9区分の値が出ます。M8〜M36 は、カードの中の「ねじ」で細目に切り替えられます。JIS B 1051:2014 は ISO 898-1:2013 と一致(IDT)する規格で、荷重の値も同じです。

ボルトの頭の「88」「109」「08.8」はどう読む?

「88」「109」は、強度区分 8.8・10.9 の点を省いた表示です。「08.8」のように頭に 0 が付くものは、負荷能力が低い部品の表示になります。JIS B 1051 の表4〜表7 の荷重は当てはまらないので、このページの保証荷重・最小引張荷重も使えません。

締付けトルクは出さないの?

出していません。JIS B 1051 は締結用部品の機械的性質の規格で、このページはその表の値(強度区分ごとの試験の力)までを載せています。締付けトルクや軸力は、使うボルト・ナットのメーカーの資料や社内の基準で確かめてください。

この数値の確かめ方

二面幅・頭部高さ・ナット高さ(JIS B 1180:2014・B 1181:2014)と六角穴付きボルト(JIS B 1176 表3)、ボルト穴径・ざぐり径(JIS B 1001:1985 付表の80値)は、規格票の表と照合して一致しました。強度区分の荷重と応力(JIS B 1051:2014 表1・表3〜表7 の829欄)と、平座金・ばね座金(JIS B 1256:2008・B 1251:2018 の498値)もすべて一致しています(2026年10月)。メーカー・業界団体などの公開資料とも見比べ、サイトの値の誤りは見つかっていません。

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照合の中身を見る

規格票の表との照合

  • JIS B 1180:2014 表3・表4: 六角ボルトの二面幅 s・頭部高さ k(M3〜M36 の16サイズ)
  • JIS B 1181:2014 表3・表4: 六角ナット スタイル1 の高さ m
  • JIS B 1180 表JA.8・JIS B 1181 表JA.9(附属書JA、旧JIS): 二面幅・ボルト頭部高さ・ナットの高さ
  • JIS B 1176 表3: 六角穴付きボルトの頭部径 dk・頭部高さ k・六角穴の二面幅 s(13サイズ)
  • JIS B 1001:1985 付表: ボルト穴径 1〜4級と、ざぐり径 D' の80値
  • JIS B 1051:2014 表4・表5: 並目 M3〜M39 の20サイズの有効断面積 As,nom と、9区分の最小引張荷重 Fm,min・保証荷重 Fp(各200欄。注c)・注d) の印の位置と、注d) の鋼構造用ボルトの6値も)
  • JIS B 1051:2014 表6・表7: 細目 M8×1〜M39×3 の16サイズの有効断面積 As,nom と、9区分の最小引張荷重 Fm,min・保証荷重 Fp(各160欄。「—」の位置も)
  • JIS B 1051:2014 表1・表3: 降伏応力比3値と、番号1〜5(引張強さ・降伏の値・保証荷重応力 Sp)・保証荷重応力比の100欄
  • JIS B 1256:2008 表3・表4(小形)・表7・表8(並形)・表19・表20(大形): 部品等級A の平座金の内径・外径・厚さ(16サイズ × 7値 × 3種の336値)
  • JIS B 1251:2018 表4・表5: ばね座金の一般用(2号)16サイズと重負荷用(3号)11サイズの内径と許容差・幅・厚さ・外径・自由高さ(162値)
  • JIS B 1180:2014 表3・表4(六角ボルトの寸法表): 部品等級A・B の対角距離 e・座面の径 dw・頭部高さ k の最大と最小・二面幅 s の最小、ピッチ、ねじ部長さ b の3区分、推奨する呼び長さの範囲(16サイズ)
  • JIS B 1181:2014 表3・表4(六角ナットの寸法表): スタイル1 の対角距離 e・高さ m の最小・座面の径 dw・mw・二面幅 s の最小とピッチ(16サイズ)
  • JIS B 1176 表3(六角穴付きボルトの寸法表): 頭部径 dk(ローレット付きの最大と最小)・頭部高さ k の最小・六角穴の s の最大と最小・深さ t などの17列と、呼び長さの範囲(13サイズ)

JIS B 1180・B 1181 は7項目 × 16サイズ、JIS B 1176 は3項目 × 13サイズを照合し、すべて一致しました。

JIS B 1051 の829欄(表1・表3〜表5 の509欄と、表6・表7 の320欄)は、どちらも切り抜き方を変えた2回の読み取りをプログラムで突き合わせ、食い違いは0でした。画面の強度区分のカードには二面幅のツールの16サイズ(細目は M8〜M36 の14種類)、横断検索には並目20サイズ・細目16種類の値を出しています。

平座金・ばね座金も2回の読み取りを突き合わせ、範囲の外の45値を含めた543値で食い違いは0でした。載せたのは二面幅のツールの16サイズ(重負荷用は表5 にある11サイズ)の498値です。

六角ボルト・六角ナット・六角穴付きボルトの寸法表の新しい列も、2回の読み取りを628欄(数値609)で突き合わせ、食い違いは0でした(2026年10月31日)。

規格票の表は2回、別々に読み取って比べ、判定はすべて一致しています。このツールの値は、JISC の JIS 検索や購入した規格票ではまだ照らし合わせていません。照合に使った資料と、JISC の JIS 検索で抜き取って確かめた範囲は、編集方針に書いています。

メーカー・業界団体の資料との見比べ

JIS B 1180・B 1181・B 1176・B 1001(ボルト・ナット・穴): 240値のうち238値が一致(M36 の 4級 43・ざぐり径 72 の2値は、公開資料が見つからず未確認)

機械部品の販売会社の技術情報(2014年版の抜粋)、ねじの業界団体の「附属書品から本体規格品への切り替えガイド」、ねじの製造・販売会社3社(附属書JA)、部品メーカー2社(B 1001)

2026年10月6日に見比べた範囲: 240値

JIS B 1051(強度区分): 一致(海外の資料は506欄。2000年版の抜粋は参考として比べ、値は一致)

海外のねじ販売会社の荷重と機械的性質の3つの表(EN ISO 898-1 による。版の記載なし)と、伝動機器メーカーの「鋼製ボルト・小ねじの機械的性質(JIS B 1051-2000 抜粋)」

2026年10月11日に見比べた範囲: 並目 M3〜M39 の20サイズの有効断面積・最小引張荷重・保証荷重(表4・表5。鋼構造用ボルトの値を含む)、表3 の番号1〜5・保証荷重応力比の100欄。伝動機器メーカーの資料は、表3 に当たる78欄と、六角穴付きボルトの表の75欄

JIS B 1051(強度区分・細目ねじ): 一致(320欄。計算の丸めと合わない11欄も、資料は表と同じ値)

海外のねじ販売会社の細目ねじ(Fine Pitch Thread)の荷重の表(EN ISO 898-1 による。版の記載なし)

2026年10月11日に見比べた範囲: 細目 M8×1〜M39×3 の16サイズの有効断面積・最小引張荷重・保証荷重(表6・表7 の320欄。「—」の位置を含む)

JIS B 1256・B 1251(平座金・ばね座金): 一致(自由高さと内径の許容差は、どちらも1つの資料とだけ見比べた)

機械部品メーカーの技術資料(平座金は2008年版、ばね座金は2018年版の抜粋と明記)と、ファスナー部品の卸売会社の技術ハンドブック(同じ年版の抜粋と明記)

2026年10月17日に見比べた範囲: 平座金の小形・並形・大形(部品等級A)の16サイズの内径・外径・厚さ(各7値)、ばね座金の一般用(2号)16サイズ・重負荷用(3号)11サイズの内径と許容差・幅・厚さ・外径・自由高さ(498値)

JIS B 1180(六角ボルトの寸法表): 一致(1社の表の M24 の k 最小 17.785 は資料側の誤り。M27 の k 最小(部品等級B)は、照合した規格票の画像の表4 では 13.65、同じ規格票の表12・表16 と資料では 16.65。表4 の誤植とみて 16.65 を採用)

機械部品の販売会社の技術情報(JIS B 1180:2014 の抜粋と明記。部品等級A の第1選択だけ)と、ファスナー部品の卸売会社の技術ハンドブック(JIS B 1180-2014 の抜粋と明記)

2026年10月31日に見比べた範囲: 第1選択 M3〜M24 の10サイズの P・b・部品等級A の座面の径 dw・対角距離 e・頭部高さ k・二面幅 s と、部品等級A の呼び長さの範囲(110欄)。16サイズの P・b・部品等級A・B の k・s(150欄)

JIS B 1181(六角ナットの寸法表): 一致

機械部品の販売会社の技術情報(JIS B 1181:2014 の抜粋と明記。スタイル1 は M16 まで)と、ファスナー部品の卸売会社の技術ハンドブック(JIS B 1181-2014 の抜粋と明記)

2026年10月31日に見比べた範囲: M3〜M16 の8サイズの P・座面の径 dw・対角距離 e・高さ m の最小・mw・二面幅 s の最小(48欄)と、16サイズの m の最小・s の最小(32欄)

JIS B 1176(六角穴付きボルトの寸法表): 一致(全ねじの網かけの最初の呼び長さは、資料に網かけが無く比べていない)

機械部品の販売会社の技術情報(2014年版の抜粋と明記。M30 まで)と、ファスナー部品の卸売会社の技術ハンドブック(2014年版の抜粋と明記)

2026年10月31日に見比べた範囲: P・b・頭部径 dk(ローレット付きの最大・最小)・da・ds・e・lf・k の最小・r・六角穴 s の最大・最小・深さ t・v・dw・w の17列(M3〜M30 の12サイズと、M3〜M36 の13サイズ)、呼び長さの範囲(12サイズと4サイズ)

見比べたのはメーカーや業界団体などが公開している資料で、発行元の名前は載せていません。発行元がこのサイトを確認・推奨しているものではありません。

自動テストで確かめていること

ボルト穴径が 1級 < 2級 < 3級 ≦ 4級の順で、どれも呼び径より大きいことを自動テストで確かめています。座ぐりが頭部径より大きく頭部高さより深いこと、ナットの高さが 3種 < 1種 ≦ スタイル1 の順になることも同じです。

強度区分の荷重は、有効断面積 × 応力(表3)を JIS Z 8401 の規則A で有効数字3桁に丸めた値と比べています。合わない並目22欄(表4 の10欄・表5 の11欄・注d) の1欄)と細目11欄(表6 の7欄・表7 の4欄)は印刷どおりの値で、一覧にして自動テストで固定しました。有効断面積の並目20値・細目16値が、ねじ下穴径の有効断面積(JIS B 1082 の式)と一致することも確かめています。

平座金は、並形の内径が16サイズすべてで JIS B 1001 の1級のボルト穴径と同じこと、外径が 小形 < 並形 < 大形 の順になることを確かめています。ばね座金は、自由高さが厚さの2倍になっていることと、重負荷用の厚さが一般用より大きいことも見ています。フランジのボルト長さに使う平座金の厚さ6値は、並形の厚さと同じです。

六角ボルト・ナット・六角穴付きボルトの寸法表は、照合した印刷どおりの628欄とデータが同じことを確かめています。対角距離が二面幅の最小の 1.13倍(六角穴は 1.14倍)、頭部高さの最大・最小が基準寸法を挟んで対称、呼び長さの最初と最後の行で lg = l − b・ls = lg − 5P になることもテストの対象です。

規格の値ではないもの・未確認のもの

六角ボルトの M27 の頭部高さ k の最小(部品等級B)は、照合した規格票の画像の表4 の 13.65 ではなく、同じ規格票の表12・表16 と注 e) の kw に合う 16.65 を載せています。印刷の誤りとみていますが、規格票そのものの誤植か、照合に使った画像だけの誤りかは確かめていません。

六角穴付きボルト用の座ぐり(径・深さ)は、JIS に規定が無い参考値です。設計でよく使われる値で、公開されている二次資料の表と一致することを確かめています。

M18・M22・M27 の六角穴付きボルトは JIS B 1176 に無いサイズで、DIN 912 などの値です(画面で † を付けています)。

「迷ったら2級」は、このサイトの助言です。JIS B 1001 は等級を推奨していません。

保証荷重は試験の力で、使ってよい荷重や締付けの目標ではありません。強度区分の「計算ロジック」の有効断面積 × 応力は参考の計算値で、画面の荷重は表の値です。細目は表6・表7 にある16種類だけで、表に無いピッチ(M12×1 など)と、溶融亜鉛めっき 6az(JIS B 1048)の値は載せていません。

強度区分の「ISO 898-1:2013 と同じ値」は、JIS B 1051 の序文と適用範囲の注記(技術的内容と構成を変えずに作った規格で、対応の程度は IDT)によります。ISO の原文は未確認です。JIS B 1180・B 1181・B 1176 は ISO を基にして内容を変えた規格(MOD)で、二面幅などの寸法が ISO の表と同じかは確かめていません。

自分で確かめるには

このツールの値は、JIS B 1180 の表3・表4・表5・表JA.8、JIS B 1181 の表3・表4・表5・表JA.9、JIS B 1176 の表3、JIS B 1001 の付表、JIS B 1051 の表1・表3〜表7、JIS B 1256 の表3・表4・表7・表8・表19・表20、JIS B 1251 の表4・表5で確かめられます。規格原文を読める所は、下の参照規格の欄にあります。

サイト全体の確かめ方と未確認の項目は、編集方針・データの確認方法にまとめています。