サクッとJIS機械設計・配管計算ツール

設計・換算

鋼板(鉄板)の寸法・重量

鉄板(鋼板)の重量を、JIS G 3193 の規格の計算方法(表12)で出します。厚さ・幅・長さ・枚数を入れると、単位質量 kg/m²・面積・1枚の質量・総質量。3×6(サブロク)・4×8・5×10 の定尺はボタンで選べ、標準寸法かどうかも書きます。標準厚さ・標準幅・標準長さの寸法表は別のページにまとめました。

  • JIS G 3193:2019
01

条件

mm

定尺(幅×長さ)

3×6(サブロク)・4×8(シハチ)・5×10(ゴトー)は現場の呼び方で、JIS の呼び方ではありません。

mm
mm
枚
02

結果

総質量(鋼板 9×1219×2438)

210kg

1枚 210 kg(70.65 kg/m² × 2.972 m²)
幅 1219長さ 2438t 9
鋼板の模式図。厚さ t・幅・長さ(mm)の位置です。模式図です。形と比率は実物どおりではありません。
単位質量
70.65kg/m²
面積
2.972m²
1枚の質量
210kg

厚さ・幅・長さとも、表1〜表3 の標準寸法です。

4×8(シハチ)は、幅 1219 mm × 長さ 2438 mm(4 ft × 8 ft)の現場の呼び方で、JIS の呼び方ではありません。

鋼板(鋼帯からの切板を除く)の幅は 914 mm、1219 mm、または 1400 mm 以上です(表2 の下の文)。鋼帯と鋼帯からの切板は、幅 2000 mm 以下(表2 の下の文)・厚さ 12.7 mm 以下(表1 の下の文)で、表3 の長さは当てはめません。

JIS G 3193:2019(熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差) 表1〜表3(標準厚さ・標準幅・鋼板の標準長さ) の標準寸法

JIS G 3193:2019(熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差) 表12 質量の計算方法 の順序と丸めで計算した計算質量(規格の表に質量の値は無い)

2019年版の規格票の写しの表と照合した値です。2025年版が発行されています(発行日は未確認)。2025年版の改正原案(日本鉄鋼連盟の公表資料)とは、載せている表の値が全欄同じでした。2025年版の規格票とは未照合です。出典: JIS G 3193 改正原案(日本鉄鋼連盟、2024年12月)(PDF・新しいタブで開く)

計算質量は呼称寸法から出した値で、厚さの許容差の分は含みません。縞鋼板(チェッカープレート)の質量はメーカーの規格で、このツールの対象外です。

標準厚さ・標準幅・標準長さの一覧と、厚さごとの単位質量は鋼板の寸法表にまとめています。

計算ロジック

JIS G 3193 は、鋼板の質量を通常は計算質量とし、表12(質量の計算方法)の順序で計算して、そのつど JIS Z 8401 の規則A で丸めると決めています(ちょうど中間は偶数側)。寸法は呼称寸法を使います。

単位質量 = 7.85 × 9 = 70.65 → 有効数字4桁で 70.65 kg/m²

面積 = 1.219 × 2.438 = 2.971922 → 有効数字4桁で 2.972 m²

1枚の質量 = 70.65 × 2.972 = 209.9718 → 有効数字3桁で 210 kg

総質量 = 210 × 1 = 210 → kg の整数で 210 kg

規格の表に質量の値は無く、どれも表12 の方法による計算値です。単位質量は、ちょうど中間になる厚さ(2.5・4.5・13・25・45 mm など)で四捨五入と最後の桁が違い、メーカーの質量表と合わないことがあります(4.5 mm は 35.325 → 35.32)。

7.85
基本質量(厚さ 1 mm・面積 1 m² の質量 [kg]。鋼の密度 7.85 g/cm³ に当たる)
厚さ・幅・長さ
呼称寸法(幅・長さは m に直して掛ける)
03

定尺の1枚の質量(厚さ 9 mm)

今の厚さで、定尺3つの面積と1枚の質量を計算しています(表12 の順序。計算値)。行を押すと、その幅と長さで計算します。

定尺の面積と1枚の質量
定尺幅×長さm²1枚 kg
3×6サブロク914×18291.672118
4×8シハチ(選択中)1219×24382.972210
5×10ゴトー1524×30484.645328

厚さごとの単位質量は寸法表の単位質量の一覧にあります。

この数値の確かめ方

鋼板の標準厚さ・標準幅・標準長さ(JIS G 3193:2019 表1〜表3 の93値)と質量の計算方法(表12)は、規格票の写しの表と照合して一致し、2025年版の改正原案とも全部同じでした(2026年10月)。規格に質量の表は無く、重さは表12 の順序で計算した値です。定尺の寸法と1枚の質量の丸めの順序は、鉄鋼メーカーの公開資料とも見比べています。

ページの更新日

照合の中身を見る

規格票の写しとの照合

JIS G 3193:2019 表1(標準厚さ)の44値(括弧付きの4つを含む)、表2(標準幅)の37値、表3(鋼板の標準長さ)の12値と、表の下の文(鋼帯と鋼帯からの切板の範囲、鋼板に当てはめる幅、表3 を当てはめない切板)

表12(質量の計算方法)の7行 × 3列(基本質量 7.85、単位質量と面積は有効数字4桁、1枚の質量は3桁で 1 000 kg を超えれば kg の整数、総質量は kg の整数、丸めは JIS Z 8401 の規則A)

表は2回、切り抜き方を変えて別々に読み取り、表1〜表3 の93値と表12 の21欄をプログラムで突き合わせました。食い違いは0件です。鉄鋼の業界団体が公開している 2025年版の改正原案の文字とも、93値と表12 の数値の定めが同じでした。

照合に使ったのは、インターネットで公開されている規格票の写しです。表は2回、別々に読み取って比べ、判定はすべて一致しています。写しは日本産業標準調査会(JISC)が公開しているものではなく、JISC の JIS 検索や購入した規格票での照合は、まだ行っていません。

メーカー・業界団体の資料との見比べ(2026年10月31日)

JIS G 3193(鋼板): 一致(製品案内の質量表は縞鋼板のメーカー規格の値で、JIS の表ではないので、定尺の寸法と丸めの順序だけを見比べた)

鉄鋼の業界団体が公開している改正原案(2025年版の原案)と、鉄鋼メーカーの熱延鋼板の製品案内(2022年4月版。縞鋼板の質量表)

見比べた範囲: 改正原案とは、表1〜表3 の標準厚さ・標準幅・標準長さの93値と、表12 の質量の計算方法(基本質量 7.85、桁の決まり)。製品案内とは、定尺 3×6・4×8・5×10 の幅と長さ(914×1829・1219×2438・1524×3048)と、1枚の質量の丸めの順序(面積を有効数字4桁、1枚を3桁)

改正原案(JIS G 3193 の1つ)は、JIS の原案を作った業界団体の公表資料です。結果の欄の「出典」から開けます(団体名もそこに出しています)。

見比べたのはメーカーや業界団体などが公開している資料で、発行元の名前は載せていません。発行元がこのサイトを確認・推奨しているものではありません。

自動テストで確かめていること

  • 照合した印刷どおりの値(表1〜表3 の93値と括弧の4つ、表題と表の下の文、表12 の計算の定め)と、サイトのデータが全部同じこと
  • 表1〜表3 が昇順で重なりが無く、定尺 3×6・4×8・5×10 の幅と長さが表2・表3 にあり、フィート × 304.8 mm を四捨五入した値と同じこと
  • 単位質量・面積・1枚の質量・総質量を表12 の順序と規則A で整数のまま計算し、照合の記録の計算値(標準厚さ44値の単位質量、定尺の21の計算例)と同じになること。ちょうど中間になる7つの厚さ(2.5 mm の 19.625 → 19.62 など)は偶数側
  • 1枚の質量が 1 000 kg を超えるときは kg の整数(50 mm の 4×8 は 1 167 kg)、総質量は丸めた1枚の質量 × 枚数を kg の整数にすること

規格の値ではないもの・未確認のもの

JIS G 3193 は 2025年版が発行されています(発行日は未確認)。値を照合したのは 2019年版の写しで、2025年版の規格票とは照合していません。改正原案と見比べただけです。

JIS G 3193 に質量の表はありません。単位質量・1枚の質量・総質量は、どれも表12 の順序で出した計算値です。実物の質量とは、厚さなどの許容差の分だけ違うことがあります(許容差の表4〜表11 は載せていない)。

厚さ・幅・長さの値を載せたメーカーや団体の公開表は見つからず、全部の値を見比べたのは改正原案だけです。

3×6(サブロク)・4×8(シハチ)・5×10(ゴトー)は現場の呼び方で、JIS の文にはありません。表に無い寸法も表12 の方法で計算しますが、規格の標準寸法ではありません。

自分で確かめるには

規格原文は、日本産業標準調査会(JISC)(新しいタブで開く)の JIS 検索で閲覧できます。このツールの値は、JIS G 3193 の表1・表2・表3・表12で確かめられます。

サイト全体の確かめ方と未確認の項目は、編集方針・データの確認方法にまとめています。

解説・よくある質問

JIS G 3193 は、熱間圧延の鋼板(鉄板)と鋼帯の標準寸法と、質量の計算方法を決めた規格です。標準厚さは 1.2〜50.0 mm の44値、標準幅は 600〜3048 mm の37値、鋼板の標準長さは 1829〜12192 mm の12値。規格に質量の表は無く、重さは表12 の順序で計算します。このツールは表に無い寸法でも同じ方法で計算し、標準寸法かどうかを結果に書きます。

鉄板の重さ(kg)はどう計算する?

JIS G 3193 の表12 では、単位質量 = 7.85 × 厚さ(kg/m²。有効数字4桁)、面積 = 幅(m) × 長さ(m)(m²。有効数字4桁)、1枚の質量 = 単位質量 × 面積(有効数字3桁。1 000 kg を超えれば kg の整数)、総質量 = 1枚の質量 × 枚数(kg の整数)の順に計算します。厚さ 9 mm の 4×8 なら、70.65 kg/m² × 2.972 m² で1枚 210 kg。3枚で 630 kg です。

サブロク・シハチ・ゴトーは何 mm?

3×6(サブロク)は 914×1829、4×8(シハチ)は 1219×2438、5×10(ゴトー)は 1524×3048 mm です(幅×長さ)。3 ft × 6 ft のようにフィートの寸法を mm にした値で、どれも JIS G 3193 の標準幅(表2)と標準長さ(表3)にあります。サブロクなどは現場の呼び方で、JIS の呼び方ではありません。

計算した重さが、メーカーの重量表と少し違うのはなぜ?

最後の桁の違いは、丸め方で起きることがあります。JIS G 3193 の丸めは JIS Z 8401 の規則A で、ちょうど中間は偶数側に丸めます。厚さ 4.5 mm の単位質量は 7.85 × 4.5 = 35.325 で、規則A では 35.32(四捨五入なら 35.33)。標準厚さのうち 2.5・2.9・4.5・13・17・25・45 mm の7つがこの形です。面積や1枚の質量を丸めずに掛けた表とも、最後の桁が違うことがあります。

1000×2000(メーターサイズ)は JIS の標準寸法?

幅 1000 mm は表2 にありますが、鋼帯と鋼帯からの切板の幅です(表2 の下の文。鋼帯と切板は幅 2000 mm 以下、厚さは表1 の下の文で 12.7 mm 以下)。鋼板(鋼帯からの切板を除く)の幅は 914 mm、1219 mm、または 1400 mm 以上で、長さ 2000 mm は表3 に無い。ツールでは、表に無い寸法も同じ計算方法で重さを出します。

括弧の付いた厚さ(2.6・2.9・17・30)は?

表1 の (2.6)・(2.9)・(17.0)・(30.0) は括弧付きの厚さで、注 a) に「括弧以外の標準厚さの適用が望ましい」とあります。どれも標準厚さの一つで、重さの計算方法はほかの厚さと同じです。

縞鋼板(チェッカープレート)やステンレスの板の重さは出せる?

出せません。縞鋼板の質量は突起の分を足したメーカーの規格で、JIS G 3193 の表にはありません。ステンレス鋼板は密度が違い、別の規格です。このツールの重さは、JIS G 3193 の基本質量 7.85(鋼)による値です。