配管
JISフランジ&ボルト長さ
JIS B 2220 鋼製管フランジの寸法(外径・PCD・ボルト穴・厚さ)と、ガスケット・ナット・座金から必要なボルト長さを計算します。合うガスケット(JIS B 2404)の寸法と、手持ちのボルトで足りるかも確認できます。測ったフランジやガスケットの寸法からは、呼び径と呼び圧力を探せます。
- JIS B 2220:2012
- JIS B 2404:2018
- JIS B 1180:2014
- JIS B 1181:2014
- JIS B 1256:2008
- JIS B 0205-2:2001
条件
シートガスケットは 1.5・2・3 mm がよく使われます。うず巻形の本体は 4.5又は4.8 mm(JIS B 2404)。
詳細条件JIS本体ナット・座金なし・突き出し3山・相手側 同じ厚さ・5mm刻み
バルブや機器のフランジと組むときなど、相手の厚さが違う場合に入力します。
結果
六角ボルトの長さ(JIS 10K 50A)
60mm
計算上の必要長さ 55.8 mm を5mm刻みに切り上げ
- 外径 D
- 155mm
- PCD C
- 120mm
- ボルト穴
- 4-φ19
- 厚さ t
- 16mm
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表15 呼び圧力10Kフランジの寸法 準拠
- ボルトの呼び × 本数
- M16 × 4本
- スパナ(二面幅)
- 24mm
- ナットからの実際の突き出し
- 10.2mm
ナット 4個
頭側・ナット側に2本(JIS本体)
約 5.1 山(ピッチ 2 mm)
JIS B 1181:2014(六角ナット) 表3 六角ナット・スタイル1 のナット高さ・二面幅
JIS B 1180:2014(六角ボルト) 表3 のボルト頭の二面幅
JIS B 0205-2:2001(一般用メートルねじ―第2部:全体系) の並目ピッチ(突き出しの計算)
計算ロジック
ボルト首下長さ(スタッドボルトは全長)を、次の式で求めています。
L = t1 + t2 + G + w × W + m + k × P
= 16 + 16 + 3 + 0 × 3 + 14.8 + 3 × 2 = 55.8 mm → 60 mm
- t1, t2
- フランジの厚さ(JIS B 2220 表15。RF は座の高さを含む)
- G
- ガスケットの厚さ
- w × W
- 平座金の枚数 × 厚さ
- m
- ナットの高さ
- k × P
- ナットからの突き出し(山数 × 並目ピッチ)
計算値を5mm刻みに切り上げています。市販品の長さはメーカーによって異なるので、在庫の長さも確認してください。
フランジの厚さ t は JIS B 2220 表15 の値です。平面座(RF)のフランジでは、t は座の高さ f(50A は 2 mm)を含みます(表13 ガスケット座の寸法)。座を含まない厚さの資料と組み合わせるときは、その分を相手側の厚さに足してください。
なお、JIS B 2220 の表8 フランジとガスケット座との組合せでは、5K・10K・16K で平面座(RF)の欄があるのは WN・IT 形だけで、スリップオン溶接式(SOP・SOH)や閉止フランジ(BL)は RF の欄が「—」です。20K には全面座(FF)の欄がありません。市販品や図面の呼び方と違うことがあるので、現物・図面の表記も確認してください。
フランジの厚さの許容差はプラス側だけです(JIS B 2220 表22 フランジの寸法許容差。20 mm 以下 +1.5 mm、20 mm を超え 50 mm 以下 +2 mm。RF は t − f に対して)。実物のフランジは表の t より厚いことがあるので、突き出しには余裕を見てください(目安)。ほかの寸法の許容差は「寸法許容差」のカードにあります。
ナットの高さは、JIS本体はスタイル1の最大値(JIS B 1181 表3・表4)、旧JISは附属書JA 1種の基準寸法(表JA.9)です。旧JIS の仕上げ程度「並」のナットは高さの許容差が ±(M8〜M12 ±0.8、M14〜M22 ±0.9、M24〜M36 ±1.0 mm。表JA.13)なので、計算に使った高さより 1 mm 近く高いことがあります。
スパナの大きさは六角ナット(六角ボルトの頭も同じ)の二面幅で、JIS本体は本体の値、旧JISは附属書JA の値です。
手持ちのボルトで足りるか
六角ボルトは首下の長さ(頭の下から先端まで)。今の条件(ガスケット・座金・ナット・相手側の厚さ)で確かめます。
ガスケットの寸法(内径×外径)
- リング形
- 61×104mm
- 全面形
- 61×155mm
ボルトの内側に入る形(RF・FF)
ボルト穴 4-φ19・PCD 120
JIS B 2404:2018(管フランジ用ガスケットの寸法) 表7(全面形)・表9(リング形) シートガスケットの寸法 準拠
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表13 ガスケット座の寸法 の平面座の径 g
ガスケットの寸法の見方
寸法は計算ではなく、JIS B 2404 のシートガスケット(ゴムシート・ジョイントシート・ふっ素樹脂シートなど)の表の値です。うず巻形は寸法が違うので、下の欄に分けて出しています。ふっ素樹脂ジャケット形も寸法が違います。
リング形(表9)の外径は、どの呼び径でも「PCD − ボルトの呼び径」と同じ値で、ボルトの内側にちょうど収まる大きさです。
外径 = C − d = 120 − 16 = 104 mm
- C
- ボルト穴中心円の径(PCD。JIS B 2220 表15)
- d
- ボルトの呼び径(M16 → 16)
平面座(RF)の座の径 g は 96 mm(JIS B 2220 表13 ガスケット座の寸法)で、リング形の外径 104 mm はそれより大きく、座の外周まで届きます。
全面形(表7)の外径・PCD・穴の径・穴の数(内径61×外径155・穴4-φ19・PCD120)は、このフランジ(JIS B 2220 表15)の D・C・h・n と同じ値です。
厚さは JIS B 2404 の表12 シートガスケットの呼び厚さと厚さとの対応で、呼び厚さ 3.0 は厚さ 3.0・3.2 mm です。ボルトの長さは、実際の厚さを「ガスケットの厚さ」に入れて計算してください。
うず巻形(外輪付き)外輪 104・本体 69×89
- 外輪の外径 D4
- 104mm
- 本体の外径 D3
- 89mm
- 本体の内径 D2
- 69mm
- 内輪の内径 D1
- —
- 本体の厚さ T
- 4.5又は4.8許容差±0.2mm
10K の内外輪付きは JIS に寸法が無く、メーカーで違います(表3 注c))
外輪の厚さは 3.0又は3.2 mm
JIS B 2404 の寸法は平面座(RF)のフランジ用です。
JIS B 2404:2018(管フランジ用ガスケットの寸法) 表15 うず巻形ガスケットの寸法(外輪付きうず巻形ガスケット:呼び圧力10Kの平面座フランジ用) 準拠
いまのボルトの長さ(六角ボルト M16×60)は、ガスケット 3 mm で計算しています。うず巻形なら、ボルトが短くならないよう厚い側の 4.8 mm で計算するのがこのサイトの目安です。
実測から探す(呼び径・圧力がわからないとき)
刻印の無いバルブ・ポンプのフランジを、外径・ボルト穴の数・穴の間隔から JIS B 2220 の表と照らし合わせます。ASME・JPI(Class 150・300)の近い行も出す。組んだままで穴径を測れないときは、ボルトの呼びかナットの二面幅でも絞れる。JIS の候補をタップすると、その呼び径でボルト長さを計算します。
穴の内側どうしの距離 + 穴径(または外側どうし − 穴径)。片方の穴の左端から、隣の穴の左端までを測っても同じです。
厚さは、座(RF)があれば座を含めて測ります(表の厚さ t は座の高さを含む値)。外径・PCD・穴が同じ候補の見分けに使います。
候補(近い順)
外径か、穴の間隔(PCD)を入れると候補を出します。
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表14・表15・表17・表18(呼び圧力5K・10K・16K・20Kフランジの寸法) から探しています
ラベルの無いシートガスケットや、図面の「61×104」を JIS B 2404 の表と照らし合わせます。候補をタップすると、そのフランジのボルト長さとガスケット寸法に切り替わります。うず巻形・ふっ素樹脂ジャケット形は寸法が違うので対象外。
図面の「61×104」なら内径 61、外径 104。どちらか一方でも探せます。現場でシートから切り出したものは、内径が規格どおりでないことがあります。
候補(近い順)
内径か外径を入れると候補を出します。
JIS B 2404:2018(管フランジ用ガスケットの寸法) 表9 シートガスケットの寸法(リングガスケット:全面座フランジ及び平面座フランジ用) から探しています
最高使用圧力(材料・温度)
呼び圧力・呼び径は 01 の条件(JIS 10K 50A)を使います。
材料グループ 001・JIS G 3101。炭素含有量 0.35 % 以下のもの(表5 注 a))
区分(I・II・III)は、種類・呼び径・材料で決まります(表12)。
最高使用圧力(JIS 10K 50A・SS 400・SOP)
1.4MPa
表11 の 10K・材料グループ 001・002・003a の行(MPa)
| 区分 | TL〜120 | 220 | 300 | 350 | 400 | 425 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| I(今の条件の区分) | 1.4 | 1.2 | 1.0 | — | — | — |
| II | 1.0 | 1.0 | 1.0 | — | — | — |
| III | 1.0 | — | — | — | — | — |
温度の列は ℃。TL は常温以下の最低使用温度で、常温より低い最低使用温度は受渡当事者間の協議(表11 注記4)。
圧力はゲージ圧(箇条1 注記2)。フランジの値なので、ガスケット・ボルト・バルブなどの使用条件も確かめてください。亜鉛めっきをしたフランジ(白フランジ)は 300 ℃以下で使う(箇条9)。10K薄形は表11 の対象外で、通常は 120 ℃以下・0.7 MPa 以下の静流水に使います(箇条9)。
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表11 圧力−温度基準・表12 フランジの呼び径及び圧力−温度基準の適用・表5 材料 準拠
計算ロジック
表11 に示した温度の中間は、比例補間で求めます(表11 注記5)。
P = P1 + (P2 − P1) × (T − T1) ÷ (T2 − T1)
今の条件(120 ℃以下)は表の温度の欄なので、補間せずに表の値 1.4 MPa を使います。
- T
- 流体の温度
- T1, T2
- 前後の表の温度(120 ℃以下は TL〜120 の欄)
- P1, P2
- その温度の最高使用圧力(表11 の、今の区分の行)
120 ℃と 220 ℃の間も、TL〜120 の欄を 120 ℃の値として同じ式で補間する。補間した値は 0.01 MPa 未満を切り捨て(安全側)、表の温度ちょうどは表の値のまま使います。規格に丸めの決まりは無く、どちらもこのサイトの決め方です。
「—」の欄と、注でその材料に使えない欄の温度より上は出しません(その間の補間も、表の外への延長もしない)。
区分は JIS B 2220:2012 の表12 で、呼び圧力・フランジの種類・材料グループ・呼び径から決めます。区分 II は区分 I に制限を加えたもの、区分 III は区分 II にさらに制限を加えたものです(表11 注記3)。
寸法許容差
呼び圧力・呼び径は 01 の条件(JIS 10K 50A)、種類は 04 の最高使用圧力と同じものを使います。
種類で、内径・ハブの径・全長の寸法と、外径(IT)の許容差が変わります。
JIS 10K 50A SOP・FF の寸法と許容差
- 外径 D
- 155許容差±1.5許容範囲153.5〜
156.5 mm - PCD C
- 120許容差±0.8許容範囲119.2〜
120.8 mm - 穴径 h
- 19許容差±0.5許容範囲18.5〜
19.5 mm - 厚さ t
- 16上の許容差+1.5下の許容差0許容範囲16.0〜
17.5 mm - 内径 d0
- 61.1上の許容差+1下の許容差0許容範囲61.1〜
62.1 mm
基準寸法の無い許容差
- ボルト穴のピッチ
- ±0.8mm
- 偏心
- 0.8mm 以内
- 傾き
- 1°以内
隣り合う穴の中心の間隔
内径に対するボルト穴中心円の偏心
ガスケット座面に対するボルト・ナット座面の傾き
- ざぐりを付けるときは、ざぐり部分の厚さを、規定の許容差の 70 % までマイナス側に許容します(表22 注 b))。
- メーカーの図面に許容差があるときは、図面を確かめてください。
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表22 フランジの寸法許容差 準拠
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表15 呼び圧力10Kフランジの寸法 の基準寸法
計算ロジック
許容範囲は、基準寸法に表22 の上・下の許容差を足して求めます。
最小 = 基準寸法 + 下の許容差、最大 = 基準寸法 + 上の許容差
厚さの区分(20 以下・20 を超え 50 以下・50 を超えるもの)は、厚さの基準寸法で決める。今の条件では t = 16 mm で「20 以下」の区分なので、+1.5/0 です。
最小 = 16 + 0 = 16.0、最大 = 16 + 1.5 = 17.5 mm
- 基準寸法
- 外径 D・PCD C・穴径 h・厚さ t・内径・ハブの径・全長・面取りは表14〜表18、座の寸法は表13 の値
- 区分
- 基準寸法の大きさで決める。境の値ちょうどは「以下」の側(厚さ 20 は「20 以下」、面取り c の 6 は「6 以下」)
表22 の全部(45行)
単位 mm(傾きは度)。寸法の下の区分は基準寸法の大きさ。今の条件に当てはまる行に色を付けています。
| 寸法区分 | 許容差 | 種類 | 座 |
|---|---|---|---|
| フランジの外径 D600 以下(今の条件) | ±1.5 | IT 以外 | — |
| フランジの外径 D600 を超えるもの | ±3 | IT 以外 | — |
| フランジの外径 D1000 以下 | +規定しない/−2 | IT | — |
| フランジの外径 D1000 を超えるもの | +規定しない/−3 | IT | — |
| ボルト穴中心円の径 C950 以下(今の条件) | ±0.8 | 全て | — |
| ボルト穴中心円の径 C950 を超えるもの | ±1.5 | 全て | — |
| 内径に対するボルト穴中心円の偏心(今の条件) | 0.8 mm 以内 | 全て | — |
| ボルト穴のピッチ(今の条件) | ±0.8 | 全て | — |
| ボルト穴の径 h(今の条件) | ±0.5 | 全て | — |
| 内径 d0400 以下(今の条件) | +1/0 | SOP・ | — |
| 内径 d0400 を超え 600 以下 | +1.5/0 | SOP・ | — |
| 内径 d0600 を超え 800 以下 | +2/0 | SOP・ | — |
| 内径 d0800 を超え 1000 以下 | +2.5/0 | SOP・ | — |
| 内径 d01000 を超えるもの | +3/0 | SOP・ | — |
| 内径 d100 以下 | 0/−0.5 | SW・ | — |
| 内径 d100 を超え 400 以下 | 0/−1 | SW・ | — |
| 内径 d400 を超え 600 以下 | 0/−1.5 | SW・ | — |
| 内径 d600 を超え 800 以下 | 0/−2 | SW・ | — |
| 内径 d800 を超え 1000 以下 | 0/−2.5 | SW・ | — |
| 内径 d1000 を超えるもの | 0/−3 | SW・ | — |
| ガスケット座の径 g700 以下 | ±0.8 | SOH・ | RF・ |
| ガスケット座の径 g700 を超えるもの | ±1.5 | SOH・ | RF・ |
| ガスケット座の径 C1〜C4500 以下 | ±0.3 | LJ 以外 | MF・ |
| ガスケット座の径 C1〜C4500 を超え 1000 以下 | ±0.35 | LJ 以外 | MF・ |
| ガスケット座の径 C1〜C41000 を超え 1500 以下 | ±0.4 | LJ 以外 | MF・ |
| ガスケット座の径 C1〜C41500 を超えるもの | ±0.5 | LJ 以外 | MF・ |
| ガスケット座の高さ f3・f4 | ±0.2 | LJ 以外 | MF・ |
| フランジの厚さ t 注 a)・b)20 以下(今の条件) | +1.5/0 | LJ 以外 | FF・ |
| フランジの厚さ t 注 a)・b)20 を超え 50 以下 | +2/0 | LJ 以外 | FF・ |
| フランジの厚さ t 注 a)・b)50 を超えるもの | +3/0 | LJ 以外 | FF・ |
| フランジの厚さ t 注 a)・b)20 以下 | +1.5/0 | LJ | — |
| フランジの厚さ t 注 a)・b)20 を超え 50 以下 | +2/0 | LJ | — |
| フランジの厚さ t 注 a)・b)50 を超えるもの | +3/0 | LJ | — |
| フランジの厚さ t − f 注 a)・b)20 以下 | +1.5/0 | SOH・ | RF |
| フランジの厚さ t − f 注 a)・b)20 を超え 50 以下 | +2/0 | SOH・ | RF |
| フランジの厚さ t − f 注 a)・b)50 を超えるもの | +3/0 | SOH・ | RF |
| ハブの径 小径側 a220 以下 | +2/0 | SOH・ | — |
| ハブの径 小径側 a220 を超え 650 以下 | +4/0 | SOH・ | — |
| ハブの径 小径側 a650 を超えるもの | +8/0 | SOH・ | — |
| フランジの全長 T | ±2 | SOH・ | — |
| フランジの全長 T200 以下 | +2/0 | WN | — |
| フランジの全長 T200 を超えるもの | +3/0 | WN | — |
| 面取り c6 以下 | +0.8/0 | LJ | — |
| 面取り c6 を超えるもの | +1.6/0 | LJ | — |
| ガスケット座面に対するボルト・ナット座面の傾き(今の条件) | 1° 以内 | LJ 以外 | 全て |
- 注 a) フランジ面間寸法を一定に制限された配管部品の一体フランジ(IT)の厚さの許容差は,規定値の2倍とすることができる。
- 注 b) ざぐりを施す場合のフランジのざぐり部分の厚さは,規定の許容差の70 %までマイナス側に許容する。
- ねじ込み式(TR)のねじの軸線は、ガスケット座面に対し、軸線の長さ 100 mm につき 0.9 mm 以内の直角度とする(12.5)。
50A の圧力クラス比較
色付き は 10K と違う値。行をタップするとそのクラスを選べます。単位 mm。
10K とボルト穴(PCD・穴数・穴径)が同じ: なし
| 圧力 | 外径 | PCD | 穴 | 厚さ | ボルト |
|---|---|---|---|---|---|
| 130 | 105 | 4-φ15 | 14 | M12×50 | |
| 155 | 120 | 4-φ19 | 16 | M16×60 | |
| 155 | 120 | 8-φ19 | 16 | M16×60 | |
| 155 | 120 | 8-φ19 | 18 | M16×60 |
ボルトの長さは今の条件(六角ボルト・ガスケット 3mm・JIS本体ナット・座金なし・突き出し3山・相手側 同じ厚さ・5mm刻み)で計算。
JIS B 2220:2012(鋼製管フランジ) 表14・表15・表17・表18(呼び圧力5K・10K・16K・20Kフランジの寸法) 準拠
フランジ図面(CADデータ)
JIS 10K 50A 外径 D155 / PCD C120 / 4-φ19
空欄のときは SGP の管外径を参考として描きます(差込み溶接フランジの穴径ではありません)。0 を入れると穴なし(閉止フランジ)の図になります。
外形・内径・穴(OUTLINE)、PCD・中心線・穴の中心マーク(CENTER)、寸法メモ(NOTE)のレイヤー。単位 mm。φ は CAD の %%c で書いています。
ガスケット(JIS B 2404)リング形 内径61×外径104
外形・内径(OUTLINE)、中心線(CENTER)、寸法メモ(NOTE)のレイヤー。単位 mm。
JIS B 2404:2018(管フランジ用ガスケットの寸法) 表9 シートガスケットの寸法(リングガスケット:全面座フランジ及び平面座フランジ用) 準拠
JIS 10K フランジ寸法表
単位: mm。行をタップするとそのサイズを選べます。ボルトの長さは今の条件(六角ボルト・ガスケット 3mm・JIS本体ナット・座金なし・突き出し3山・相手側 同じ厚さ・5mm刻み)で計算。
| 呼び径 | 外径 D | PCD C | 穴数 | 穴径 h | 厚さ t | ボルト(今の条件) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10A | 90 | 65 | 4 | 15 | 12 | M12×45 |
| 15A | 95 | 70 | 4 | 15 | 12 | M12×45 |
| 20A | 100 | 75 | 4 | 15 | 14 | M12×50 |
| 25A | 125 | 90 | 4 | 19 | 14 | M16×55 |
| 32A | 135 | 100 | 4 | 19 | 16 | M16×60 |
| 40A | 140 | 105 | 4 | 19 | 16 | M16×60 |
| 50A(選択中) | 155 | 120 | 4 | 19 | 16 | M16×60 |
| 65A | 175 | 140 | 4 | 19 | 18 | M16×60 |
| 80A | 185 | 150 | 8 | 19 | 18 | M16×60 |
| 90A | 195 | 160 | 8 | 19 | 18 | M16×60 |
| 100A | 210 | 175 | 8 | 19 | 18 | M16×60 |
| 125A | 250 | 210 | 8 | 23 | 20 | M20×70 |
| 150A | 280 | 240 | 8 | 23 | 22 | M20×75 |
| 175A | 305 | 265 | 12 | 23 | 22 | M20×75 |
| 200A | 330 | 290 | 12 | 23 | 22 | M20×75 |
| 225A | 350 | 310 | 12 | 23 | 22 | M20×75 |
| 250A | 400 | 355 | 12 | 25 | 24 | M22×80 |
| 300A | 445 | 400 | 16 | 25 | 24 | M22×80 |
この数値の確かめ方
フランジの寸法(JIS B 2220:2012 表14・表15・表17・表18 の408値)は、規格票の写しの表と照合して一致しました。最高使用圧力に使う表11・表12・表5(2,549欄)、寸法許容差の表22(270欄)と内径・ハブの径・全長・面取り・座の寸法(740欄)、ガスケットの寸法(JIS B 2404:2018 のシートガスケット 表6〜表9 の346値、うず巻形 表15〜表17 の166値)も、すべて一致しています(2026年10月)。メーカーなどの公開資料とも見比べ、サイトの値の誤りは見つかっていません。
ページの更新日
照合の中身を見る
規格票の写しとの照合
- JIS B 2220:2012 表14(5K)・表15(10K): 外径・PCD・穴の数・穴径・ボルトの呼び・厚さの各108値(18サイズ)
- JIS B 2220:2012 表17(16K)・表18(20K): 同じ6項目の各96値(90A を含む16サイズ)
- JIS B 2220:2012 表13: 平面座(RF)の座の径 g の52値と、座の高さ f
- JIS B 2404:2018 表6〜表9: ガスケットの全面形の260値と、リング形の86値
- JIS B 2404:2018 表15〜表17: うず巻形ガスケットの 10K の外輪付き54値、16K・20K の外輪付き48値と内外輪付き64値。本体の厚さ「4.5又は4.8」と外輪・内輪の厚さも
- ボルト長さの計算に使うナット高さ12値、座金厚さ6値(JIS B 1256:2008 表7・表8)、ボルトの標準長さ28値(JIS B 1180:2014 表3)、並目ピッチ6値
- JIS B 2220:2012 表11(圧力−温度基準): 5K〜63K の463欄(数312・横線151)と、注 a)〜e) の印の付く54欄
- JIS B 2220:2012 表12(フランジの呼び径及び圧力−温度基準の適用): 5K〜63K の 10A〜300A の2,020欄(5K〜20K の1,400欄と 30K〜63K の620欄。区分 I が1,662・II が82・横線が276)
- JIS B 2220:2012 表5(材料): 11の材料グループの規格番号と材料記号の33組、注 a)・b) の7か所
- JIS B 2220:2012 表22(フランジの寸法許容差): 45行の種類・ガスケット座・寸法区分・上下の許容差(270欄)と、注 a)・b) の本文
- JIS B 2220:2012 表14・表15・表17・表18 の内径 d0・d・ハブの径 a・全長 T・面取り c(560欄)と、表13 の続きのはめ込み形・溝形の C1〜C4・f3・f4(180欄)・10K に限る括弧の値10
ガスケットの表と表13 は、拡大の仕方を変えて2回読み取り、プログラムで突き合わせました。食い違いは0件です。うず巻形の表(2026年10月11日)も切り抜き方を変えて2回読み取り、寸法・厚さ・表題など396か所で食い違いは0件でした。
最高使用圧力の表11・表12・表5 は、2人が切り抜き方を変えて別々に読みました。画面に出さない表6・表7・附属書E を含む2,037欄をプログラムで突き合わせ、食い違いは0件です(2026年10月24日)。表12 の 30K〜63K の620欄も同じように読み、食い違いは0件でした(2026年10月25日)。
寸法許容差の表22 と、区分を決める表13〜表18 の基準寸法も同じように読み、全欄の食い違いは0件でした(2026年10月24日・25日)。
照合に使ったのは、インターネットで公開されている規格票の写しです。表は2回、別々に読み取って比べ、判定はすべて一致しています。写しは日本産業標準調査会(JISC)が公開しているものではなく、JISC の JIS 検索や購入した規格票での照合は、まだ行っていません。
メーカー・業界団体の資料との見比べ
JIS B 2220(フランジ): 一致
フランジ・バルブのメーカーなど5社の寸法表・カタログ(2012年版と明記したもの2つと、2004年版の表を含む)
2026年10月6日に見比べた範囲: 10K・20K は全サイズの D・C・n・h・ボルト・t・g・f、5K・16K は D・C・n・h・t・g、ボルトの呼びは 16K と 5K(90A・175A・225A を除く)
JIS B 2404(ガスケット): 一致
ガスケットメーカーの寸法カタログ(2026年1月発行。2018年版と明記)と、販売会社の RF ガスケットの表
2026年10月6日に見比べた範囲: リング形の内径・外径、全面形 5K・10K・16K の内径・外径・C・穴数・穴径
JIS B 2404(うず巻形ガスケット): 一致(182値。資料の 10K の内輪内径はメーカーが設定した値なので比べていない)
ガスケットメーカーの寸法カタログ(2026年1月発行)の寸法表47(2018年版と明記)
2026年10月11日に見比べた範囲: 10K の外輪付きの D2・D3・D4(18行・54値)と、16K・20K の内外輪付きの D1〜D4(16行×2・128値)
JIS B 2220(フランジの圧力−温度基準・材料): 1,283欄のうち、資料側の誤りの4欄を除いて一致
バルブメーカー2社の技術資料(どちらも2012年版と明記)、流量計メーカーの技術資料、設計者の解説記事
2026年10月24日に見比べた範囲: 表11 の区分 I の値(10K〜40K は3つ、5K・16K・63K は2つの資料)、10K の 023a・023b の区分 II、表12 の WN・IT の区分(5K〜20K の 10A〜300A と、2026年10月25日に比べた 30K〜63K の310欄。40K・63K は WN の 15A〜300A)、表5・表6 の材料記号と材料グループ、10K 15A の SOP の1例
JIS B 2220 表22(フランジの寸法許容差): 一致(2012年版と書いた2社の表は、内径 d0 の最初の区分が2004年版の形。1社の表は厚さの上の段の符号が ±。IT の外径と偏心の行は、どの資料にも無い)
フランジメーカー3社と継手メーカー1社の寸法許容差の表(2012年版と書いたもの3つと、2004年版の表1つ)
2026年10月24日に見比べた範囲: 表22 の45行のうち、外径(IT 以外)・PCD・ピッチ・穴径・内径 d0・d・座の径 g・C1〜C4・f3・f4・厚さ t・t−f・ハブの径・全長・面取り・傾き。2012年版の3つの表で、のべ116行・327の数値
JIS B 2220 表13〜表18(フランジの内径・ハブの径・全長・面取り、はめ込み形・溝形の座の寸法): 一致(1社の表は、溝形の 100A の C3 が 1つ違う)
フランジメーカー2社と継手メーカー1社の寸法表(3つとも2012年版と明記)
2026年10月25日に見比べた範囲: 10A〜300A の内径 d0・d、ハブの径 a、全長 T、面取り c(5K・10K は全部、16K・20K は一部)と、はめ込み形・溝形の C1〜C4・f3・f4。3つの表で、のべ1,346の数値と 10K の括弧の値10
ASME B16.5・JPI-7S-15(Class 150・300 のフランジ): 476値を載せた(474値は公開資料3つ以上で一致。Class 150 の 50A のスタッド長さと 600A の六角ボルト長さは1社の表だけが違い、ASME のメートルの表2つの値を採った)。(90A) の JPI の穴径とメートルねじの4値は資料が2つだけで、載せていない。規格原文とは未照合
国内6社(流量計メーカーの JPI 2011年版・ASME 2003年版の表、流量計の校正会社の ASME 2017年版の表、バルブメーカーの ASME 2013年版の表、ガスケットのメーカー兼商社の JPI 2011年版の表、フランジメーカーの JPI 2005年版のカタログ、ガスケットメーカーの締付けトルク表2種)と海外4社(配管材料メーカー・ボルトメーカー・フランジメーカー・配管材の販売会社)の寸法表、配管の解説サイト1つ
2026年10月17日に見比べた範囲: 15A〜600A((32A)・(90A)・(125A) を含む)の40行 × 12項目(外径、インチの表の外径、平面座を含まない厚さ、PCD、穴数、穴径の mm と in、ボルトの呼び、JPI のメートルねじ、スタッドボルト長さの mm と in、六角ボルト長さ)の480値
フランジ(10月6日)・最高使用圧力(10月24日)・寸法許容差と基準寸法(10月24日・25日)の見比べで食い違った値は、資料側の行ずれ・誤りでした。サイトの値は直していません。
見比べたのはメーカーや業界団体などが公開している資料で、発行元の名前は載せていません。発行元がこのサイトを確認・推奨しているものではありません。
自動テストで確かめていること
呼び圧力ごとのボルト穴径とボルトの呼びの対応、外径・PCD・厚さの大小関係を自動テストで確かめています。ガスケットでは、全面形の外径・PCD・穴径・穴数がフランジと全サイズで同じこと、リング形が平面座を覆う(内径 < 座の径 g < 外径)ことも確かめる。
うず巻形では 10K・16K・20K の50組で、D2 < D3 < D4(16K・20K は D1 < D2 も)、外輪の外径が「PCD − ボルトの呼び径」以下、本体の外径が平面座の径 g より小さいことを確かめています。
最高使用圧力は、表11・表12・表5 の全欄を印刷どおりの文字と比べ、全材料 × 全温度の表の値、比例補間と切り捨て、横線と注 a)〜e) で使えない温度を自動テストで確かめています。表11 で温度が上がって値が増える行や、区分 II が区分 I より高い欄が無いことも確かめる。
寸法許容差は、表22 と基準寸法の全欄を印刷どおりの文字と比べています。全呼び圧力・全呼び径・8種類・4つの座の形(2,176組)で、出す寸法・基準寸法・表22 の行・許容範囲を、照合のときに別に作った答えと全数で突き合わせる。区分の境に近い値(ハブの径 216.3・241.8、内径 93.2・105.3、面取り 6 など)の行も確かめています。
規格の値ではないもの・未確認のもの
ボルトの長さは、表の厚さにガスケット・座金・ナットの厚さと突き出しを足して計算した目安です。長さの丸め方、ガスケット厚さ・突き出し山数の既定値は、このサイトで決めました。うず巻形で計算し直すときの 4.8 mm(本体の厚さ「4.5又は4.8」の厚い側)も、このサイトの目安です。
測った寸法から呼び径を探すときに誤差とみなす幅(外径・PCD は 3 mm、穴径は 1.5 mm まで)も、このサイトの目安です。
うず巻形の表の表題と、外輪付き・内外輪付きの使い分けを書いた本文(4.)は、写しの画像が欠けていたため、写しの文字だけで確かめています。
ASME・JPI の Class 150・300 の寸法表(ツールとは別のページ)の値は、規格原文とは未照合です。公開資料3つ以上で一致した値(資料が割れた2値は ASME の表の値)で、ASME B16.5 の現行の 2025年版で寸法が変わったかは確かめていません。
最高使用圧力の、表の温度の間の値は比例補間(表11 注記5)で求め、0.01 MPa 未満を切り捨てています。120 ℃と 220 ℃の間も 120 ℃を起点に同じ式で補間する。丸め方と起点は規格に書かれていないので、このサイトの決め方です。
表12 は 10A〜300A だけを読みました(350A 以上は読んでいません)。30K〜63K は寸法がこのサイトに無いので、区分の当てはめと表11 の値を解説の押すと開く質問に載せています。
JIS B 2220 は 2021年10月20日の確認から5年の時期で、2026年10月の確認・改正の有無は未確認です(日本規格協会の書誌が 2026年10月22日からメンテナンス中のため)。値は 2012年版の規格票の写しと照合したものです。
寸法許容差の許容範囲は、基準寸法に表22 の許容差を足した値です。表22 に行の無い寸法(平面座の高さ f、20K の SOH の C形の内径 d)は許容差を出さず「表22 に行なし」と書く。IT の厚さの注 a)(2倍にできる)は、上下のどちらに掛けるかが本文に無いので、2倍の範囲は計算していません。
10K のはめ込み形・溝形(MF-F・TG-G)は表13 注 b) で図の想像線の形とされ、座の径 g が平面座の g と同じ大きさにならない呼び径があるため、MF・TG の座の径 g は数値を出していません。30K〜63K と 10K薄形の寸法許容差も載せていません(表22 の全部の表には区分の行がある)。
自分で確かめるには
規格原文は、日本産業標準調査会(JISC)(新しいタブで開く)の JIS 検索で閲覧できます。このツールの値は、JIS B 2220 の表5・表11・表12・表13・表14・表15・表17・表18・表22 と、JIS B 2404 の表6〜表9・表15〜表17で確かめられます。
サイト全体の確かめ方と未確認の項目は、編集方針・データの確認方法にまとめています。
寸法表を一覧で見る
印刷用 早見表(A4・QR コード付き)
解説・よくある質問
フランジボルトの長さはどう決める?
六角ボルトは「フランジ2枚の厚さ + ガスケット + 座金 + ナットの高さ + ナットからの突き出し(2〜3山が目安)」を足し、5mm刻みや在庫のある長さに切り上げます。
例: JIS 10K 50A(厚さ 16・M16)、ガスケット 3 mm、座金なし、3山
= 16 + 16 + 3 + 14.8 + 3 × 2 = 55.8 mm → M16 × 60
ナットの高さは JIS本体(スタイル1)で M16 が 14.8 mm、旧JIS 1種で 13 mm と違うので、使うナットに合わせて選んでください(上の「詳細条件」)。
JIS B 2220 の 21.2 では、JIS本体のボルト・ナットで締めるとき(M24 以下)は、平座金(JIS B 1256 並形・部品等級A)の併用が望ましいとしています。座金を使うときは「詳細条件」の平座金を選ぶと、その厚さを足して計算します。
10K フランジのボルトのサイズ・本数・長さは?
ボルトの呼びと本数は、JIS B 2220 の 10K の表のとおり。長さは、このツールの既定の条件(六角ボルト・ガスケット 3mm・JIS本体ナット・座金なし・突き出し3山・相手側 同じ厚さ・5mm刻み)で計算した目安です。ガスケットの厚さやナットが違うときは、上で条件を変えてください。
| 呼び径 | ボルト × 本数 | 長さ | スパナ |
|---|---|---|---|
| 10A | M12 × 4 | 45 | 18 |
| 15A | M12 × 4 | 45 | 18 |
| 20A | M12 × 4 | 50 | 18 |
| 25A | M16 × 4 | 55 | 24 |
| 32A | M16 × 4 | 60 | 24 |
| 40A | M16 × 4 | 60 | 24 |
| 50A | M16 × 4 | 60 | 24 |
| 65A | M16 × 4 | 60 | 24 |
| 80A | M16 × 8 | 60 | 24 |
| 90A | M16 × 8 | 60 | 24 |
| 100A | M16 × 8 | 60 | 24 |
| 125A | M20 × 8 | 70 | 30 |
| 150A | M20 × 8 | 75 | 30 |
| 175A | M20 × 12 | 75 | 30 |
| 200A | M20 × 12 | 75 | 30 |
| 225A | M20 × 12 | 75 | 30 |
| 250A | M22 × 12 | 80 | 34 |
| 300A | M22 × 16 | 80 | 34 |
単位 mm。寸法は JIS B 2220 表15、スパナは JIS本体の二面幅。
スタッドボルト(両ナット)の長さは?
両端にナットを付けるので、ナットの高さと突き出しを2つ分足します。L = t1 + t2 + G + 2m + 2 × 突き出し。
例: JIS 10K 50A = 16 + 16 + 3 + 2 × 14.8 + 2 × 3 × 2 = 76.6 mm → 80 mm
手持ちのボルト(M16×65 など)で足りるか確かめるには?
結果の「手持ちのボルトで足りるか」に長さを入れてください。今の条件で、ナットから何 mm・何山出るかを出します。足りないときは、あと何 mm 長いボルトが要るかも分かる。
例: JIS 10K 50A・ガスケット 3 mm・座金なしで M16×65
= 65 − (16 + 16 + 3) − 14.8 = 15.2 mm(約 7.6 山)
この長さのまま突き出し 3 山を保てるガスケットは、12.2 mm まで。ガスケットを厚くするときや座金を足すときの目安になります。六角ボルトは全ねじとして計算しているので、半ねじのボルトは、ナットがねじ部の範囲で締まるかを現物で確かめてください。
5K と 10K のフランジはボルトでつながる?
つながりません。このツールの表(10A〜300A)では、5K と 10K でボルト穴の位置(PCD)がすべてのサイズで違います(穴数や穴径も 18 サイズのうち 16 サイズで違います)。例えば 50A は 5K が PCD 105・4-φ15(M12)、10K が PCD 120・4-φ19(M16)です。
上の「圧力クラス比較」で、選んだ呼び径の 5K〜20K を並べて確認できます。
10K・16K・20K の違いは? 穴の位置は同じ?
ボルト穴(PCD・穴数・穴径)が 10K と同じなのは、16K が 10A・15A・20A・25A・32A・40A、20K が 10A・15A・20A・25A・32A・40A。それより大きいサイズは穴数や PCD が変わります(例: 50A は 10K が 4穴、16K が 8穴)。
16K と 20K は表のすべてのサイズでボルト穴(PCD・穴数・穴径)が同じで、厚さ t が違う(16 サイズ)ことで見分けます。
10K フランジは何 MPa まで使える?(最高使用圧力)
「10K」は呼び圧力の名前です。使える圧力(最高使用圧力)は、JIS B 2220 の表11 で、材料・温度と区分(I・II・III)ごとに決まっています。
区分 I の 10K は、120 ℃以下 1.4 MPa、220 ℃ 1.2 MPa、300 ℃ 1.0 MPa です。350 ℃以上は規定なし。20K は 120 ℃以下 3.4 MPa で、425 ℃(2.0 MPa)まであります。
5K〜20K の区分 I は、材料グループによらず同じ値です。区分は表12 で、フランジの種類・呼び径・材料から決まる。このツールの 10A〜300A では、区分 II になるのは 16K・20K のステンレス鋼の一部の種類で、150A〜300A の一部だけ。区分 III はありません。
16K・20K の表11 には、SS 400 など材料グループ 001 の行がありません。材料・温度・種類を選んだ値は、上の「最高使用圧力」で出せます。
30K・40K・63K の最高使用圧力は?
JIS B 2220 の表11・表12 には 30K・40K・63K もあります。この3つの寸法はこのサイトに無いので、ツールの呼び圧力では選べません。下で呼び圧力・材料グループ・種類・呼び径を選ぶと、表12 の区分と、その材料グループの表11 の行が出ます。
SFVC 2A・SCPH 2
表12 の区分(30K・WN・材料グループ 003a・100A)
区分 I
表11 の 30K・材料グループ 002・003a の行(MPa)
| 温度(℃) | 区分 I(今の条件の区分) |
|---|---|
| TL〜 | 5.1 |
| 220 | 4.6 |
| 300 | 4.3 |
| 350 | 3.9 |
| 400 | 3.4a) |
| 425 | 3.0a) |
| 450 | — |
| 475 | — |
| 490 | — |
| 500 | — |
| 510 | — |
材料グループ 003a は a) の対象外で、印の付いた欄も使えます。
- a) 材料グループ002のJIS G 5101のSC 480及び材料グループ1.1のASTM A 537のCL1には適用しない。
区分 II になる組合せ(表12 の 10A〜300A)
| 材料グループ | 区分 II の種類と呼び径 |
|---|---|
| 30K | |
| 021a〜 | SOH 200A〜 |
| 023a・ | SOH 150A〜 |
| 40K | |
| 015a低合金鋼 | BL 150A〜 |
| 021a〜 | BL 125A〜 |
| 023a・ | BL 65A〜 |
| 63K | |
| 015a低合金鋼 | BL 100A〜 |
| 021a〜 | BL 65A〜 |
| 023a・ | BL 65A〜 |
ここに無い組合せは区分 I です。40K・63K の表12 は 15A からで、10A の行はありません。WN・IT に区分 II は無く、30K の 10A の WN・IT は規定なし(表12 で「—」)。
温度の列は ℃。TL は常温以下の最低使用温度で、常温より低い最低使用温度は受渡当事者間の協議です(表11 注記4)。表の温度の中間は比例補間で求めます(注記5)。
ANSI(ASME)150LB と JIS 10K のフランジは合う?
ボルト穴の位置が近い呼び径はありますが、別の規格です。ASME B16.5・JPI-7S-15 の Class 150(150LB)はボルトがインチねじで、厚さ t は平面座を含みません。JIS B 2220 の 10K はメートルねじで、t は座を含む値です。
同じ呼び径で穴数が同じ、PCD の差が 3 mm 以内・穴径の差が 1.5 mm 以内なのは 50A・65A・150A の3つ(このサイトの目安で比べた結果)。見た目で区別しにくい組で、組み合わせてよいという意味ではありません。
例えば 50A は、Class 150 が外径 150・PCD 120.7・4-φ19(5/8 in)、10K が外径 155・PCD 120・4-φ19(M16)です。
組み合わせる前に、相手のフランジの規格を図面や銘板で確かめてください。Class 150・300 の寸法は ASME・JPI の寸法表にまとめています(規格原文とは未照合で、公開資料を見比べた値)。実測から探すでも、誤差の範囲に入る Class 150・300 の行を、JIS の候補とは枠を分けて出す。
16K・20K に 90A はある? 175A・225A は?
JIS B 2220 の 表12・表17・表18 では、16K・20K にも 90A があります。外径 210・PCD 170・8-φ23(M20)は 16K と 20K で同じで、厚さは 16K が 20 mm、20K が 24 mm です。
175A・225A は 5K・10K だけにあり、16K・20K にはありません。
PCD(ボルト穴の中心円の直径)はどう測る?
穴数が偶数なら、向かい合う2つの穴で「片方の穴の左端から、もう片方の穴の左端まで」(同じ側の縁どうし)を測ると PCD になります。管が付いていて向かいの穴まで測れないときは、隣り合う穴の中心間距離 s から PCD = s ÷ sin(180° / 穴数) で求めます。
- 4穴: PCD = s × 1.414
- 8穴: PCD = s × 2.613
- 12穴: PCD = s × 3.864
- 16穴: PCD = s × 5.126
外径・穴数・間隔から JIS の呼び径と圧力を探すには、実測から探すを使ってください。組んだままで穴径を測れないときは、ボルトの呼びかナットの二面幅で代わりに絞れます(JIS B 2220 の表では、M16 なら穴 φ19 のように、ボルトの呼びで穴径が決まります)。
フランジボルトに使うスパナ(二面幅)は?
ナットと六角ボルトの頭の二面幅です。M10・M12・M22 は JIS本体と旧JIS(附属書JA)で大きさが違います。
| ボルト | JIS本体 | 旧JIS |
|---|---|---|
| M10 | 16 | 17 |
| M12 | 18 | 19 |
| M16 | 24 | 24 |
| M20 | 30 | 30 |
| M22 | 34 | 32 |
| M24 | 36 | 36 |
単位 mm。六角ボルトなら頭側とナット側で2本、スタッドボルトは両側のナットに2本使います。
フランジの厚さ t に座(レイズドフェイス)は含まれる?
含まれます。JIS B 2220 表13 ガスケット座の寸法の平面座(RF)の図では、厚さ t はフランジの背面から座の面までの寸法で、座の高さ f(10A〜25A は 1 mm、32A〜250A は 2 mm、300A は 3 mm)を含みます。表22 フランジの寸法許容差でも、RF のフランジの厚さの許容差は「t − f」に対して決められています。
そのため、RF どうし・FF どうしのどちらでも、ボルトの締付け長さは 2t + ガスケットの厚さです。座を含まない厚さの資料と組み合わせるときは、相手側の厚さにその分を足してください。
なお、JIS B 2220 の表8 フランジとガスケット座との組合せでは、5K・10K・16K で平面座(RF)の欄があるのは WN・IT 形だけで、スリップオン溶接式(SOP・SOH)や閉止フランジ(BL)は RF の欄が「—」です。20K には全面座(FF)の欄がありません。市販品や図面の呼び方と違うことがあるので、現物・図面の表記も確認してください。
フランジの寸法許容差は? 一体フランジ(IT)などの種類で変わる?
変わる所があります(JIS B 2220 表22)。外径 D は IT だけ「+規定しない/−2」(1000 mm 以下)。ほかの種類は ±1.5(600 mm 以下)です。全長 T は WN が +2/0(200 mm 以下)、SOH・SW・LJ・TR が ±2。
厚さは種類ではなく座の形で決まる。FF・MF・TG と LJ は t、平面座(RF)は座の高さを除いた t − f で見ます。20 mm 以下は +1.5/0、20 mm を超え 50 mm 以下は +2/0。IT は、フランジ面間寸法を一定に制限された配管部品の一体フランジなら、厚さの許容差を2倍にできる(注 a))。
PCD ±0.8・穴径 ±0.5・ボルト穴のピッチ ±0.8 は、どの種類も同じです。10K 50A の WN・RF なら(単位 mm)、外径 D 155 ±1.5(153.5〜156.5)、厚さ t − f 14 +1.5/0(14.0〜15.5)、内径 d 52.9 0/−0.5(52.4〜52.9)。種類と座の形を選べば、上の「寸法許容差」に、内径・ハブの径・全長も基準寸法と許容範囲が出る。
合うガスケットの寸法は?(リング形・全面形)
結果の「ガスケットの寸法」に、JIS B 2404(管フランジ用ガスケットの寸法)のシートガスケットの値を出しています。例えば 10K 50A は、リング形(表9)が 内径61×外径104、全面形(表7)が 内径61×外径155・穴4-φ19・PCD120 です。
リング形はボルトの内側に入る輪で、平面座(RF)・全面座(FF)のどちらにも使います。外径はどの呼び径でも「PCD − ボルトの呼び径」と同じ値で、内径は呼び圧力によらず同じです。全面形はフランジの外径まで覆い、外径・PCD・ボルト穴はフランジと同じ寸法です。全面形の表は 5K・10K・16K だけで、20K にはありません(JIS B 2220 でも 20K のフランジに全面座はありません)。
うず巻形ガスケットは寸法の表が別で、10K・16K・20K の値を結果の「うず巻形」の欄に出しています。ふっ素樹脂ジャケットガスケットも寸法が違うので、メーカーの資料などで確かめてください。図面のカードから、シートガスケットの形の DXF も保存できます。
うず巻形の外輪付きと内外輪付きの違いは?
内外輪付きは、外輪付きの本体の内側に内輪を足した形です。16K・20K では、本体と外輪の寸法(D2〜D4)が外輪付き(表16)と内外輪付き(表17)で同じ。内外輪付きには、内輪の内径 D1 が加わります(例: 16K 50A は外輪 104・本体 69×89・内輪の内径 61 mm)。
JIS B 2404 の本文 4.(ガスケットの種類及び形状)は、全面座・平面座のフランジに使ううず巻形を外輪付きと定めています。内輪の無いものは、締め付けすぎたときや座面で滑ったときに、内径側が変形する「菊形変形」を起こすことがある。呼び圧力や呼び径が大きいと締付力が過剰になりやすく、膨張黒鉛・ふっ素樹脂のフィラは座面で滑りやすい。本文 4. は、菊形変形が想定されるときは内外輪付きにするのが望ましい、としています。
10K の内外輪付きは、寸法が製造業者の間で統一されていない(表3 の注c))。購入者がガスケットの製造業者・供給者と協議することが望ましいとされ、このツールでも 10K の内輪の寸法は出していません。5K のフランジとうず巻形の組合せは、同じ表3 で「−」(協議が望ましい組合せ)です。
ラベルの無いガスケットは、何K・何A用か分かる?
実測から探すで「ガスケット」を選び、内径と外径を入れてください。JIS B 2404 のシートガスケットの表から、呼び径と呼び圧力の候補を出します。図面の「61×104」なら、50A の 10K・16K・20K です。
リング形の内径は呼び径ごとにすべて違うので、呼び径は内径で決まります。外径は 5K と 10K で違いますが、10A〜65A は 10K・16K・20K が同じ値。16K と 20K は全サイズで同じ値です。この場合、ガスケットだけでは呼び圧力を絞りきれないので、フランジの刻印・銘板・図面で確かめてください。
全面形は、ボルト穴の数・PCD・穴径も入れて探します(JIS B 2404 に 20K の全面形はありません)。現場でシートから切り出したガスケットは、内径が規格どおりでないことがあります。
寸法の数値は規格票で確認していますか?
5K・10K・16K・20K(10A〜300A)の外径・PCD・穴数・穴径・ボルトの呼び・厚さは、JIS B 2220:2012 の規格票の表(表14・表15・表17・表18。インターネットで公開されている写し)とすべて照合しています。以前 ※ を付けていた 5K 50A の厚さ、5K・10K の 90A・175A・225A、16K の厚さも規格票の表と一致したため、※ を外しました。照合の方法は編集方針のページに書いています。